YouTubeでリアルな絵を脳科学の視点から解説している、鯛之助さん。

イラストのメイキング映像とともに、初心者にも分かりやすく解説しています。その内容には、きっと絵が苦手な人も興味がわいてきますよ。

こちらはお寿司のイラスト。おいしそうなお寿司が並んでいますね。

例えば、ここに並んでいるマグロ。切り身を赤、シャリを白と判断してマグロのお寿司と見ていますよね。では、実際に塗った色を見てみましょう。

脳が周囲の状況から察して色を判断する、『色の恒常性』が人間には身についています。実際の色と、脳で判断した色には違いがありました。

シャリと玉子に同じ色が使われていると聞いても、信じられませんよね！シャリは白く、玉子は黄色く見えます。

ヒトが生き抜くための戦略である『色の恒常性』がよく分かります。

こちらの動画では、絵がリアルに見える描き方の条件を紹介していますよ。

リアルな絵にはたくさんの高解像度の情報が詰まっているため、脳が「写真かもしれない」と思うといいます。

このイラストが写真だと思った人は、まさに脳が騙されたということ。

そのため、リアルな絵を描きたければ十分すぎる情報量を入れるのがポイントだそうです。

続いてキラキラと輝く宝石の絵。光が屈折して書くのが難しそうです。イラストのメイキングとともに、コツをご覧ください。

デジタルで絵を描く人には、どのブラシがいいのかも解説しているので参考にしやすいですね。

鯛之助さんは、絵の密度を小さな部分で決めたいため部分的に描き進める手法を取っていました。

８.５時間かけて描き上げた作品。魚も一緒に泳いで気持ちがよさそうです。

鯛之助さんの動画には「勉強になる」「脳がついていけない」「クオリティが高すぎる」といった声が上がっていました。

絵を描く人はもちろん、「描くのは苦手だな」と思っている人も楽しめる動画がたくさん公開されている鯛之助さんのチャンネル。

動画を見ていれば、知らず知らずのうちに知識がついて絵の技術が上がっているかもしれませんよ…！

---

[文・構成／GLUGLU編集部]