勉強が苦手な子供には『ショート動画』? 教育系YouTuber・あきとんとんの戦略とは

学習 By - GLUGLU編集部 更新:

あきとんとんの写真

チャンネル登録者数50万人を超え、中高生やその親世代から絶大な支持を得ている、YouTubeチャンネル『【楽しい授業動画】あきとんとん』。

同チャンネルでは、投稿者・あきとんとんさんが、勉強が苦手な子供でも楽しく見られる授業動画を、数多く投稿しています。

2024年10月21日、あきとんとんさんは、東京都新宿区にある桜美林大学での授業に、ゲスト講師として登壇。

あきとんとんの写真
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『広告論』の授業で特別講義を行い、自身の経験を交えて、クリエイターとして活動していくノウハウを学生に教示しました。

GLUGLUでは、そんな教育系YouTuberとして活躍の場を広げている、あきとんとんさんにインタビューを実施!

勉強に対する、あきとんとんさんの想いや、今後の展望などをうかがいました。

あきとんとんの原動力は、子供たちからのメッセージ

大学生の頃に、塾講師のアルバイトをしていた、あきとんとんさん。

生徒の中には、家庭の事情で塾にあまりお金をかけられない子供も、多くいたそうです。

そういった子供たちの役に立ちたいと思い、YouTube上に、授業動画を投稿し始めたといいます。

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子供たちに楽しく勉強してもらうために、動画内で工夫してることはありますか?

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あきとんとんさん

なるべく専門用語などの難しい言葉を使わず、多くの子供が分かるような用語を使うことです。

あとは動画内のテンポをよくして、飽きさせないようにしています。

あきとんとんさんは、自身の強みを「難しいことを、噛み砕いて説明する力がある点」と語っていました。

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授業内容が理解できず、分からない部分が増えることにより、勉強を嫌に感じてしまう子供も多いでしょう。

あきとんとんさんは、勉強に悩む子供に寄り添った、分かりやすい授業を展開することで、多くの子供からの信頼を得てきました。

自身の動画が、子供たちの役に立っていると実感した瞬間を、あきとんとんさんはこのように話しています。

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SNSやオフラインイベントで、子供や親から「あきとんとんさんのおかげで、受験に受かりました!」といった言葉をもらった時ですね。

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ほかにも、オフラインイベントに来てくれた子供が、僕の授業動画をまとめたサイト『あきとんとんと自習室』を見ているのを目撃した時には、「届いているんだなぁ」と実感しました!

あきとんとんさんは、2018年9月にチャンネルを開設し、6年以上に渡って授業動画を投稿し続けてきました。

こうした視聴者からのメッセージは、クリエイター活動を続ける上での、原動力になっているといいます。

ショート動画は『ビラ配り』?

同チャンネルでは、勉強が学べる長尺動画だけでなく、ショート動画も魅力の1つ。

ショート動画がきっかけで、あきとんとんさんを認知したというファンも、多いのではないでしょうか。

どのように使い分けているのかを、聞いてみると…。

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僕はよく『ビラ配り』といっているんですけど、「こういった授業もしているよ」というように、授業動画の宣伝としてショート動画を活用しているんです。

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ショート動画をチャンネルの入口にしてもらい、「本気で勉強したかったら、長尺動画を見てね」というように、授業動画を見てもらえればと思っています。

数学や理科といった真面目な授業動画とは異なり、ショート動画では、クスッと笑えるようなエンタメ性のある授業動画も投稿していますよ。

中でも、視聴者から寄せられた日常の疑問を、あきとんとんさん独自の理論で解決する動画が人気を博しています。

時には、SNSで話題になっているものや、『アンパンマン』や『ONE PIECE』といった、漫画やアニメを題材にすることも。

勉強が嫌いな子供でも、こうした内容であれば興味を持ってくれそうですよね。

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勉強が苦手な子供には、ショート動画が効果的?

あきとんとんさんは、勉強が苦手な子供に授業動画を見てもらうため、ショート動画の数を増やしたのだとか。

理由をこのように語っています。

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あきとんとんさん

勉強をしたいと思っている子供は、YouTube上で目的の動画を探すため、基本的に検索エンジンを使い、自分で調べて出てきたものを視聴するんですよね。

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僕のターゲットは勉強が苦手な人、いわゆる調べない層だったので、調べずに勝手に流れてくるショート動画と相性がよかったんです。

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ショート動画は、内容が面白ければ見てくれる傾向があります。

僕はショート動画において「絶対にバズる授業をしている!」という自信があったため、ショート動画を増やすことで、僕の授業動画を効率よく勉強が苦手な子供に届けることができました。

勉強が苦手な子供に、自身の授業動画を見てもらうには、ショート動画が鍵になっていたのですね。

あきとんとんさんは、ショート動画を多くの人に見てもらうための工夫として、動画内に前提知識流行りを入れているのだとか。

動画で『アンパンマン』を取り上げた際には、「国民的パンアニメの…」という前提知識を入れ、『アンパンマン』を知らない人でも動画の内容が理解できるようにしていました。

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また、ネットや社会で注目されている流行りを扱うことで、自分の分野外の視聴者が増え、再生数が伸びる傾向にあるそうです。

ただ、流行りは移り変わりが激しいもの。気付けばすぐに、新しいトレンドに変わってしまうでしょう…。

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ショート動画に、流行りを取り入れているとのことですが、どのようにして流行りをおさえているのでしょうか?

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僕は「流行りは探しに行くものじゃない」と思っているんですよね。SNSでよく流れてくるものが、流行りなので。

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僕は、YouTubeやTikTokなどのSNSを見ることを習慣化しているので、そこで同じジャンルの動画が何回も流れてきたら、「これが流行りなんだ」と認識しています。

流行りは『探す』というより『自然に見つかる』と思っています!

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プラットフォームごとに流行りが異なることから、あきとんとんさんはYouTubeのショート動画やTikTok、インスタグラムのリール動画など、複数のSNSを普段から見る癖を付けているといいます。

人気クリエイターとして活躍し続けるには、こうした習慣が大切になってくるのかもしれませんね。

チャンネル情報

【楽しい授業動画】あきとんとん

【楽しい授業動画】あきとんとん

  • チャンネル登録者数:50万7000人
  • 再生回数: 7億778万4121回
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