人気YouTuberが多く所属する『PPP STUDIO』の魅力は? CEOが明かす技術力 ビジネス By - GLUGLU編集部 更新:2024-10-09 Share Post LINE はてな 人気YouTuberの、ケンティー健人さんや、オムライス兄さんなどが所属する動画クリエイター事務所『PPP STUDIO株式会社』(以下、PPP STUDIO)。 所属・提携しているクリエイターは1500組を超え、のクリエイターが所属しており、あなたが見たことのあるYouTuberも、実は『PPP STUDIO』に所属していたなんてこともあるでしょう。 そんな人気YouTuberを多く輩出している『PPP STUDIO』のCEO・卯木研也さんに、インタビューを実施! YouTubeを続けていて、事務所の所属を検討している人はもちろん、どこの事務所が自分に合うか、分からない人にも役立つ話をうかがいました。 人気YouTuberを抱える『PPP STUDIO』って? 2018年12月3日に設立された『PPP STUDIO』。 インフルエンサー関連事業や、ショートムービーマーケティング事業をおこなう『株式会社TORIHADA』の子会社で、YouTuberをはじめとしたクリエイターのマネージメントを主としています。 『PPP STUDIO』の名前に込めた思いについて、教えていただきました。 卯木研也さん 『株式会社TORIHADA』グループのパーパスとして、『意思ある個人による新しい経済を作る。』というのがあります。 そのため、「クリエイターとしてこうありたい」というような意思を持った方々を応援して、活躍させてあげたい思いがありました。 卯木研也さん 『意思ある個人による新しい経済を作る。』という長いパーパスを、「英語で変えるとどうなるだろう」と考えた時に『POWER TO THE PASSIONATE PEOPLE』だと思いました。 いわゆるパッションがある、意思がある人々をよりエンパワーメントしようという意味合いを込めて『POWER TO THE PASSIONATE PEOPLE』の頭文字を取り、『PPP STUDIO』にしました。 クリエイターの意思を重要視する『PPP STUDIO』。企業の存在意義を示す『パーパス』に基づいたその思いは、このあともインタビューの中で強く感じました。 『PPP STUDIO』には、ほかの動画クリエイター事務所にはない魅力が多数あります。その中で、3つに絞って魅力を教えてもらうと…。 卯木研也さん 1つは、技術投資を積極的におこなっているところです。僕らは、『クリエイターDX』と称しているのですが、2024年9月現在、グループでエンジニアが約15名います。 卯木研也さん 会社の規模感でいうと、この人数は異質だと思うんですけど、背景としては、クリエイター活動が効率化されるツール開発を積極的におこなっているからです。 クリエイターが自分のクリエイティビティに100%向き合う環境を作ってもらうためにも、クリエイター活動の効率化を、技術やテクノロジーで解決したいという思いがあります。 卯木研也さん 具体的にいうと、最近は『YouTubeShort』に投稿した動画を、ほかのSNSにも投稿することが多いですよね。でも、クリエイターからすると、同じ動画をプラットフォームを変えて1つずつログインしなおしてアップロードするのは面倒だと思うんです。 僕たちは、その作業を効率化するための自社ツールを持っていて、クリエイターへの技術投資を積極的におこなっています。 1つの動画を、複数のプラットフォームに投稿する際、何度も同じ作業の繰り返しになるでしょう。 すると、1回にかかる時間が数分だとしても、回数を重ねれば重ねるほど、累計時間としては長くなるものです。 クリエイターが「面倒」と思う作業を、多くのエンジニアの開発のおかげで解決しているのが魅力の1つだといいます。 卯木研也さん 2つ目は、多角的なマネタイズ支援です。『PPP STUDIO』は、自社プロダクトを持ってクリエイターのマネタイズ支援を多角的におこなっています。 分かりやすいところだと、企業案件のマッチングがあると思うのですが、ほかにもショート動画をYouTube以外のところでもマネタイズする『コンテンツマネタイズ』、あとはクリエイターのファンを支援するサービス『ファンマネタイズ』があります。 卯木研也さん 『クリエイターエコノミー』の市場の中で、いろんなマネタイズポイントをクリエイターの方に提供できるところが僕らならではの強みではないでしょうか。 卯木研也さん 3つ目は、いろいろなプラットフォームの最新情報を提供できる部分です。 特に『ショートムービー』という領域のマルチチャンネルネットワークの中でいうと、日本のトップクラスの自負があります。 マルチチャンネルネットワークとは、視聴者の開拓や収益化などクリエイターのサポートを提供するサードパーティープロバイダーのことです。 YouTuberが所属する事務所なども、マルチチャンネルネットワーク、通称『MCN』と呼ばれることがあります。 卯木研也さん 僕らが基盤にしているショートムービーは、すごく希少性の高いコンテンツだと思うんです。そのコンテンツを求めて、グローバルなメガプラットフォーマーの方たちが、我々に「こういう取り組みをしませんか」と、アプローチしてくれます。 そういったものを、僕らはクリエイターに情報として提供できるので、トッププラットフォーマーとしての最新情報を提供できるのもポイントの1つですね。 所属のメリットとして、独自ツールでのクリエイター活動の効率化、マネタイズサポート、効率的なマネタイズの実現を挙げる、卯木さん。 1人ではできないような、クリエイター活動に専念できる環境が手に入るのは、所属する大きなメリットといえそうです。 YouTuber同士の交流会もポイント また、個人ではなかなか難しいのが、YouTuber同士のつながりでしょう。 1人で企画、撮影、編集などをおこなっているYouTuberだと、仲間を作りにくいもの。 『PPP STUDIO』では、交流会を定期的に開催。コラボ動画の話が進むこともあるといいます。 卯木研也さん 交流会でコラボの話が決まることもあり、クリエイターにとってもプラスの場になっていることを感じます。 今後やっていきたいと思っているのは、企業様を招いた交流会を開いて、どういったことをクリエイターに期待しているのか、逆にクリエイターはどういうことを求めているのかなど意見交換をする場を設けたいです。 「相互理解や、マーケットを広げることにもつながるので、もっとクリエイターが活躍する場所を広げていきたい」と語る、卯木さん。 企業からの案件は、YouTuber活動の中で、マネタイズを期待できる大きなポイントです。 しかし、YouTuberに案件の紹介がくるまでに、企業が求めるYouTuber像からマッチングをおこなわなければなりません。 イメージと合致すると、ようやくYouTuberに案件が紹介されます。マッチングは、どのようにおこなっているのか、聞いてみました。 卯木研也さん 一番は企業様の提供する商品やサービスと、クリエイターが日々上げているコンテンツの親和性がどれだけ高いかを見ています。 そこの親和性が高くないと、どうしても違和感があるので、クリエイターにとっても企業様にとってもプラスにならないと思います。 卯木研也さん もう1つは、企業様、クリエイター双方にとって潜在顧客層に届くようなマッチングを意識しています。 商品やサービスをすでに知っていただいている方のエンゲージメントを高めることはもちろんですが、それだと、新しいユーザーを獲得したり、マーケットを広げたりすることにはつながっていないと思うんです。 ショートムービーの持つレコメンドという特性上、新たなファン層を獲得し、モノが売れて、クリエイターとしての活動範囲が広がることが双方にとってWin-Winだと思うので、そういった案件機会を作れるかどうかを意識しています。 案件が多いクリエイターは、月に8件ほどあるのだとか。 しかし、「多ければ多いほどいいという話ではないので、クリエイター個々にとってクリエイター活動を阻害しないベストな案件数を決め、案件としての在庫管理をおこなっている」といいます。 また気になるのは、取り分のところでしょう。 卯木さんは「取り組みの内容に応じて、マージンは明確に契約書に記載しているので、透明性のある関係性を築けていると思っています」と明かしました。 YouTuberに独自分析データも共有 『PPP STUDIO』の特徴でもある、技術的なサポート。 自社ツールで分析した独自データの提供をおこなっているといいます。 卯木研也さん マーケット目線で見た傾向や、類似クリエイターのコンテンツ、マーケット視点の分析ってなかなかやりづらいと思うので、そういった点を、技術投資している自社ツールで分析しています。 卯木研也さん 一番は、クリエイター活動を効率化するサポートとマネタイズサポートが主軸と思っています。 D2C事業や、グッズ制作などのサポートももちろんしますが、それは僕らしかできないかっていうとそうじゃないですし…。 「僕らしかできないことはなんだろう」っていうのを考えると、開発体制をしっかり持っているので、クリエイターさんが共通して持ってる課題の解決というところが本質的なサポートだと思っています。そういう部分で魅力を感じてもらえると嬉しいです。 今後は、「プラットフォームを横断したデータ分析をおこないたい」と話す、卯木さん。 YouTubeに限らず、ほかのプラットフォームでも活躍するマルチチャネルクリエイターとしての活動の幅を広げていくべきだと思っているそうです。 卯木研也さん プラットフォームを横断したデータ分析をおこなって、各SNSのトレンドに合わせたコンテンツの変更など、コンテンツのマルチチャネル化を実現できるようにしたいです。 卯木研也さん こういうクリエイティブの世界は、センスに頼りがちになるところがあると思うんですけど、クリエイターとして活躍できる再現性を作れているかというと作れていないと思っています。 その再現性を考えた時に、ファクトに基づいた技術であったり、それに基づいたサポートだったりが再現性に一番つながると思ってるので、再現性のところを重要視してプラットフォームを横断した分析が有効だと考えます。 そういったテクノロジーのサポートを受け、実際に所属しているクリエイターからは「クリエイター活動に集中できる環境ができた」などの声が届いているといいます。 卯木さんは「僕らが大事にしている技術投資を、魅力として感じていただいているのかなと思う」と話していました。 そういったサポートを受け、チャンネル登録者数が100万人を超えるYouTuberも続出。卯木さんに正直な心境を聞いてみました。 卯木研也さん シンプルに嬉しいです(笑)! 卯木研也さん もちろんアカウントや、チャンネルが伸びたというのは嬉しいんですけど、一番ハッピーだなと思うのは、クリエイター活動でご飯が食べられているということかなと。 クリエイター活動をしても、お金が儲からないからやめてしまうクリエイターをたくさん見てきているので、そうではなくサポートによって、活動に集中でき、経済的基盤がしっかり固まって、クリエイターを職業といえる環境を作れた時は、一番ハッピーです。 多くの人気クリエイターを輩出してきた中で、今まで一番印象深かったクリエイターさんの話をうかがいました。 卯木研也さん TikTokのクリエイターで、フォロワーが数万人しかいないクリエイターのサポートをおこない、活動を広げるご支援をしました。すると、月間の収益が20倍以上になったんです。 プラットフォームによってユーザーの性質も、求められているコンテンツの傾向も違うので、マネタイズができていない方々でも、プラットフォームを変えることで求められている場所があるということが確信に変わって自信を持てたのが印象深かったです。 「クリエイター自身の原石を輝かせるために、色々手段を変えて結果が出たところはすごい印象深いです」と話す卯木さん。 1つのプラットフォームに絞るのではなく、クリエイターが輝けるようにプラットフォームの特徴を生かしてマネジメントしてもらえるのは嬉しいですね。 次のページどんなYouTuberが『PPP STUDIO』に合う? 1 2 出典 PPP STUDIO/株式会社TORIHADA 関連ワード for YouTube クリエイターインタビュー この記事をシェアする Share Post LINE
人気YouTuberの、ケンティー健人さんや、オムライス兄さんなどが所属する動画クリエイター事務所『PPP STUDIO株式会社』(以下、PPP STUDIO)。
所属・提携しているクリエイターは1500組を超え、のクリエイターが所属しており、あなたが見たことのあるYouTuberも、実は『PPP STUDIO』に所属していたなんてこともあるでしょう。
そんな人気YouTuberを多く輩出している『PPP STUDIO』のCEO・卯木研也さんに、インタビューを実施!
YouTubeを続けていて、事務所の所属を検討している人はもちろん、どこの事務所が自分に合うか、分からない人にも役立つ話をうかがいました。
人気YouTuberを抱える『PPP STUDIO』って?
2018年12月3日に設立された『PPP STUDIO』。
インフルエンサー関連事業や、ショートムービーマーケティング事業をおこなう『株式会社TORIHADA』の子会社で、YouTuberをはじめとしたクリエイターのマネージメントを主としています。
『PPP STUDIO』の名前に込めた思いについて、教えていただきました。
『株式会社TORIHADA』グループのパーパスとして、『意思ある個人による新しい経済を作る。』というのがあります。
そのため、「クリエイターとしてこうありたい」というような意思を持った方々を応援して、活躍させてあげたい思いがありました。
『意思ある個人による新しい経済を作る。』という長いパーパスを、「英語で変えるとどうなるだろう」と考えた時に『POWER TO THE PASSIONATE PEOPLE』だと思いました。
いわゆるパッションがある、意思がある人々をよりエンパワーメントしようという意味合いを込めて『POWER TO THE PASSIONATE PEOPLE』の頭文字を取り、『PPP STUDIO』にしました。
クリエイターの意思を重要視する『PPP STUDIO』。企業の存在意義を示す『パーパス』に基づいたその思いは、このあともインタビューの中で強く感じました。
『PPP STUDIO』には、ほかの動画クリエイター事務所にはない魅力が多数あります。その中で、3つに絞って魅力を教えてもらうと…。
1つは、技術投資を積極的におこなっているところです。僕らは、『クリエイターDX』と称しているのですが、2024年9月現在、グループでエンジニアが約15名います。
会社の規模感でいうと、この人数は異質だと思うんですけど、背景としては、クリエイター活動が効率化されるツール開発を積極的におこなっているからです。
クリエイターが自分のクリエイティビティに100%向き合う環境を作ってもらうためにも、クリエイター活動の効率化を、技術やテクノロジーで解決したいという思いがあります。
具体的にいうと、最近は『YouTubeShort』に投稿した動画を、ほかのSNSにも投稿することが多いですよね。でも、クリエイターからすると、同じ動画をプラットフォームを変えて1つずつログインしなおしてアップロードするのは面倒だと思うんです。
僕たちは、その作業を効率化するための自社ツールを持っていて、クリエイターへの技術投資を積極的におこなっています。
1つの動画を、複数のプラットフォームに投稿する際、何度も同じ作業の繰り返しになるでしょう。
すると、1回にかかる時間が数分だとしても、回数を重ねれば重ねるほど、累計時間としては長くなるものです。
クリエイターが「面倒」と思う作業を、多くのエンジニアの開発のおかげで解決しているのが魅力の1つだといいます。
2つ目は、多角的なマネタイズ支援です。『PPP STUDIO』は、自社プロダクトを持ってクリエイターのマネタイズ支援を多角的におこなっています。
分かりやすいところだと、企業案件のマッチングがあると思うのですが、ほかにもショート動画をYouTube以外のところでもマネタイズする『コンテンツマネタイズ』、あとはクリエイターのファンを支援するサービス『ファンマネタイズ』があります。
『クリエイターエコノミー』の市場の中で、いろんなマネタイズポイントをクリエイターの方に提供できるところが僕らならではの強みではないでしょうか。
3つ目は、いろいろなプラットフォームの最新情報を提供できる部分です。
特に『ショートムービー』という領域のマルチチャンネルネットワークの中でいうと、日本のトップクラスの自負があります。
マルチチャンネルネットワークとは、視聴者の開拓や収益化などクリエイターのサポートを提供するサードパーティープロバイダーのことです。
YouTuberが所属する事務所なども、マルチチャンネルネットワーク、通称『MCN』と呼ばれることがあります。
僕らが基盤にしているショートムービーは、すごく希少性の高いコンテンツだと思うんです。そのコンテンツを求めて、グローバルなメガプラットフォーマーの方たちが、我々に「こういう取り組みをしませんか」と、アプローチしてくれます。
そういったものを、僕らはクリエイターに情報として提供できるので、トッププラットフォーマーとしての最新情報を提供できるのもポイントの1つですね。
所属のメリットとして、独自ツールでのクリエイター活動の効率化、マネタイズサポート、効率的なマネタイズの実現を挙げる、卯木さん。
1人ではできないような、クリエイター活動に専念できる環境が手に入るのは、所属する大きなメリットといえそうです。
YouTuber同士の交流会もポイント
また、個人ではなかなか難しいのが、YouTuber同士のつながりでしょう。
1人で企画、撮影、編集などをおこなっているYouTuberだと、仲間を作りにくいもの。
『PPP STUDIO』では、交流会を定期的に開催。コラボ動画の話が進むこともあるといいます。
交流会でコラボの話が決まることもあり、クリエイターにとってもプラスの場になっていることを感じます。
今後やっていきたいと思っているのは、企業様を招いた交流会を開いて、どういったことをクリエイターに期待しているのか、逆にクリエイターはどういうことを求めているのかなど意見交換をする場を設けたいです。
「相互理解や、マーケットを広げることにもつながるので、もっとクリエイターが活躍する場所を広げていきたい」と語る、卯木さん。
企業からの案件は、YouTuber活動の中で、マネタイズを期待できる大きなポイントです。
しかし、YouTuberに案件の紹介がくるまでに、企業が求めるYouTuber像からマッチングをおこなわなければなりません。
イメージと合致すると、ようやくYouTuberに案件が紹介されます。マッチングは、どのようにおこなっているのか、聞いてみました。
一番は企業様の提供する商品やサービスと、クリエイターが日々上げているコンテンツの親和性がどれだけ高いかを見ています。 そこの親和性が高くないと、どうしても違和感があるので、クリエイターにとっても企業様にとってもプラスにならないと思います。
もう1つは、企業様、クリエイター双方にとって潜在顧客層に届くようなマッチングを意識しています。 商品やサービスをすでに知っていただいている方のエンゲージメントを高めることはもちろんですが、それだと、新しいユーザーを獲得したり、マーケットを広げたりすることにはつながっていないと思うんです。
ショートムービーの持つレコメンドという特性上、新たなファン層を獲得し、モノが売れて、クリエイターとしての活動範囲が広がることが双方にとってWin-Winだと思うので、そういった案件機会を作れるかどうかを意識しています。
案件が多いクリエイターは、月に8件ほどあるのだとか。
しかし、「多ければ多いほどいいという話ではないので、クリエイター個々にとってクリエイター活動を阻害しないベストな案件数を決め、案件としての在庫管理をおこなっている」といいます。
また気になるのは、取り分のところでしょう。
卯木さんは「取り組みの内容に応じて、マージンは明確に契約書に記載しているので、透明性のある関係性を築けていると思っています」と明かしました。
YouTuberに独自分析データも共有
『PPP STUDIO』の特徴でもある、技術的なサポート。
自社ツールで分析した独自データの提供をおこなっているといいます。
マーケット目線で見た傾向や、類似クリエイターのコンテンツ、マーケット視点の分析ってなかなかやりづらいと思うので、そういった点を、技術投資している自社ツールで分析しています。
一番は、クリエイター活動を効率化するサポートとマネタイズサポートが主軸と思っています。
D2C事業や、グッズ制作などのサポートももちろんしますが、それは僕らしかできないかっていうとそうじゃないですし…。
「僕らしかできないことはなんだろう」っていうのを考えると、開発体制をしっかり持っているので、クリエイターさんが共通して持ってる課題の解決というところが本質的なサポートだと思っています。そういう部分で魅力を感じてもらえると嬉しいです。
今後は、「プラットフォームを横断したデータ分析をおこないたい」と話す、卯木さん。
YouTubeに限らず、ほかのプラットフォームでも活躍するマルチチャネルクリエイターとしての活動の幅を広げていくべきだと思っているそうです。
プラットフォームを横断したデータ分析をおこなって、各SNSのトレンドに合わせたコンテンツの変更など、コンテンツのマルチチャネル化を実現できるようにしたいです。
こういうクリエイティブの世界は、センスに頼りがちになるところがあると思うんですけど、クリエイターとして活躍できる再現性を作れているかというと作れていないと思っています。
その再現性を考えた時に、ファクトに基づいた技術であったり、それに基づいたサポートだったりが再現性に一番つながると思ってるので、再現性のところを重要視してプラットフォームを横断した分析が有効だと考えます。
そういったテクノロジーのサポートを受け、実際に所属しているクリエイターからは「クリエイター活動に集中できる環境ができた」などの声が届いているといいます。
卯木さんは「僕らが大事にしている技術投資を、魅力として感じていただいているのかなと思う」と話していました。
そういったサポートを受け、チャンネル登録者数が100万人を超えるYouTuberも続出。卯木さんに正直な心境を聞いてみました。
シンプルに嬉しいです(笑)!
もちろんアカウントや、チャンネルが伸びたというのは嬉しいんですけど、一番ハッピーだなと思うのは、クリエイター活動でご飯が食べられているということかなと。
クリエイター活動をしても、お金が儲からないからやめてしまうクリエイターをたくさん見てきているので、そうではなくサポートによって、活動に集中でき、経済的基盤がしっかり固まって、クリエイターを職業といえる環境を作れた時は、一番ハッピーです。
多くの人気クリエイターを輩出してきた中で、今まで一番印象深かったクリエイターさんの話をうかがいました。
TikTokのクリエイターで、フォロワーが数万人しかいないクリエイターのサポートをおこない、活動を広げるご支援をしました。すると、月間の収益が20倍以上になったんです。
プラットフォームによってユーザーの性質も、求められているコンテンツの傾向も違うので、マネタイズができていない方々でも、プラットフォームを変えることで求められている場所があるということが確信に変わって自信を持てたのが印象深かったです。
「クリエイター自身の原石を輝かせるために、色々手段を変えて結果が出たところはすごい印象深いです」と話す卯木さん。
1つのプラットフォームに絞るのではなく、クリエイターが輝けるようにプラットフォームの特徴を生かしてマネジメントしてもらえるのは嬉しいですね。