耳が聞こえない夫と、聞こえる妻 レストランで横並びの席を案内されたら… キッズ・ファミリー By - GLUGLU編集部 更新:2023-04-27 Share Post LINE はてな 生まれつき耳が聞こえない夫と、耳の聞こえる妻が家族の日常を公開しているYouTubeチャンネル『みゆみゆチャンネル』。 夫のととちゃんさん、妻のゆっこさん、長女のみゆかさん、YouTubeには顔出しをしていない次女、三女のかいちゃん、の5人家族です。 長女のみゆかさんは、2022年に結婚し家を出たため、2023年4月現在は夫婦と次女、三女の4人がひとつ屋根の下で暮らしています。 2022年の10月には赤ちゃんを授かった、みゆかさんが訪れ、新たな命に家族が手を当てていました。 出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら その後、みゆかさんは無事に男の子を出産し、家族が一段とにぎやかになったようです。 『みゆみゆチャンネル』は、当初ゆっこさんとみゆかさんの2人で始めたチャンネルだったといいます。 ゆっこさんによると「夫は、シャイな人なので『断るだろう』と、はじめから決めつけていました」と、YouTubeに誘わなかったのだとか。 みゆかさんが家を出た後、ゆっこさんが夫にYouTubeの出演を相談し、今に至るそうです。 耳が聞こえない夫とコミュニケーションはどうしているの? 普段、夫のととちゃんさんとは、話しながら手話をしてコミュニケーションを取るゆっこさん。 動画のように、小学生のかいちゃんも、ととちゃんさんと話す時は手話を使っていました。 出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら ゆっこさんは、ととちゃんさんに出会う前から手話通訳士を養成する学校に通っていたため、手話でコミュニケーションを取ることができていたといいます。 ゆっこさん 手話通訳士を養成する学校に通っており、その時の先生に、夫の勤める会社を紹介してもらいました。そのため出会った頃から手話でコミュニケーションはとれておりました。 ゆっこさん 当時からスマホが普及していたので、そこまで困ったことはなかったですが、レストランで横並びの席に案内されたら、夫に「手話が見えないから席を変えたい」といわれました。「確かにその通りだな」と納得はしたのですが、まだ初々しかったため、真正面で座ると食べ物が口の周りに付いているんじゃないかと、いろいろ気になるから嫌でした…。 2人が出会った頃の初々しい出来事も教えてくれた、ゆっこさん。 近年、ドラマで手話を扱う作品も増えてきました。ドラマをきっかけに手話に興味を持つ人もいるでしょう。 ゆっこさんは、手話に興味を持つ人が増えている世間の流れをこのように感じているそうです。 ゆっこさん 手話ができる健聴者にお会いした時、勉強するきっかけが昔のドラマである人が多いので、話題のドラマ『星降る夜に』や『silent』でもきっと何人か手話通訳士を目指す若い人がいるんだろうなと想像すると楽しみです。 今では、各局バラエティ番組やドラマ、歌番組に字幕が付くことが当たり前となってきましたが、昔は、耳が聞こえない人にとっては見られる番組が限られてしまっていたようです。 そのため、ととちゃんさんはNHKを見ることが多かったのだとか。 出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら 手話を取り扱うドラマが増えたように、今後CMや駅の案内など、さまざまなところで耳が聞こえない人に向けた配慮が広がることを願いたいですね。 ゆっこさんは、『みゆみゆチャンネル』の今後の展望をこのように語ります。 ゆっこさん いろんな人がいて、いろんな家庭がある。さまざまな形を受け入れられる人が増えたらいいなと思います。 これから生まれてくる子供たちのために、優しい世界になればいいなと。そのために、変わった夫婦の形をYouTubeで発信し、できるだけ長く続けられたらなと思っています。 家族のありのままの姿を映し出す『みゆみゆチャンネル』は、きっと私たちが知らなかったことなどにも気付かせてくれることでしょう。 [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 みゆみゆチャンネル チャンネル登録者数:17万7000人 再生回数: 7848万7885回 出典 Bitstar この記事をシェアする Share Post LINE
生まれつき耳が聞こえない夫と、耳の聞こえる妻が家族の日常を公開しているYouTubeチャンネル『みゆみゆチャンネル』。
夫のととちゃんさん、妻のゆっこさん、長女のみゆかさん、YouTubeには顔出しをしていない次女、三女のかいちゃん、の5人家族です。
長女のみゆかさんは、2022年に結婚し家を出たため、2023年4月現在は夫婦と次女、三女の4人がひとつ屋根の下で暮らしています。
2022年の10月には赤ちゃんを授かった、みゆかさんが訪れ、新たな命に家族が手を当てていました。
出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら
その後、みゆかさんは無事に男の子を出産し、家族が一段とにぎやかになったようです。
『みゆみゆチャンネル』は、当初ゆっこさんとみゆかさんの2人で始めたチャンネルだったといいます。
ゆっこさんによると「夫は、シャイな人なので『断るだろう』と、はじめから決めつけていました」と、YouTubeに誘わなかったのだとか。
みゆかさんが家を出た後、ゆっこさんが夫にYouTubeの出演を相談し、今に至るそうです。
耳が聞こえない夫とコミュニケーションはどうしているの?
普段、夫のととちゃんさんとは、話しながら手話をしてコミュニケーションを取るゆっこさん。
動画のように、小学生のかいちゃんも、ととちゃんさんと話す時は手話を使っていました。
出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら
ゆっこさんは、ととちゃんさんに出会う前から手話通訳士を養成する学校に通っていたため、手話でコミュニケーションを取ることができていたといいます。
手話通訳士を養成する学校に通っており、その時の先生に、夫の勤める会社を紹介してもらいました。そのため出会った頃から手話でコミュニケーションはとれておりました。
当時からスマホが普及していたので、そこまで困ったことはなかったですが、レストランで横並びの席に案内されたら、夫に「手話が見えないから席を変えたい」といわれました。
「確かにその通りだな」と納得はしたのですが、まだ初々しかったため、真正面で座ると食べ物が口の周りに付いているんじゃないかと、いろいろ気になるから嫌でした…。
2人が出会った頃の初々しい出来事も教えてくれた、ゆっこさん。
近年、ドラマで手話を扱う作品も増えてきました。ドラマをきっかけに手話に興味を持つ人もいるでしょう。
ゆっこさんは、手話に興味を持つ人が増えている世間の流れをこのように感じているそうです。
手話ができる健聴者にお会いした時、勉強するきっかけが昔のドラマである人が多いので、話題のドラマ『星降る夜に』や『silent』でもきっと何人か手話通訳士を目指す若い人がいるんだろうなと想像すると楽しみです。
今では、各局バラエティ番組やドラマ、歌番組に字幕が付くことが当たり前となってきましたが、昔は、耳が聞こえない人にとっては見られる番組が限られてしまっていたようです。
そのため、ととちゃんさんはNHKを見ることが多かったのだとか。
出典:みゆみゆチャンネル 動画はこちら
手話を取り扱うドラマが増えたように、今後CMや駅の案内など、さまざまなところで耳が聞こえない人に向けた配慮が広がることを願いたいですね。
ゆっこさんは、『みゆみゆチャンネル』の今後の展望をこのように語ります。
いろんな人がいて、いろんな家庭がある。さまざまな形を受け入れられる人が増えたらいいなと思います。
これから生まれてくる子供たちのために、優しい世界になればいいなと。そのために、変わった夫婦の形をYouTubeで発信し、できるだけ長く続けられたらなと思っています。
家族のありのままの姿を映し出す『みゆみゆチャンネル』は、きっと私たちが知らなかったことなどにも気付かせてくれることでしょう。
[文・構成/GLUGLU編集部]