ピース又吉が、中学の教科書にも出てくるヘルマンヘッセの名作を解説すると…

本・書評 By - GLUGLU編集部 更新:

学生時代、国語の教科書で読んだ小説で、印象深かった作品はいくつありますか。

ドイツ生まれの作家である、ヘルマン・ヘッセが書いた『少年の日の思い出』を、その1つに挙げる人も多いでしょう。

中学1年生の国語の教科書に掲載されている本作について、「大人が読んでも面白い」と太鼓判を押すのが、芥川賞作家でもあるお笑いコンビ『ピース』の又吉直樹さんです。

又吉さんは、YouTubeチャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』で、『少年の日の思い出』を、独自の視点で解説しました。

冒頭から「ここがいいんですよね」と、細かい表現の解説を進める又吉さん。

本作品は、『私』と『彼』という主要人物が、少年時代の思い出を語り合うことで話が進んでいきます。

作中の舞台が徐々に整えられていく描写に、又吉さんは感動していました。

例えば、夕闇を活用して主要人物にスポットライトをあてるような表現をしたり、回想シーンと同時にあたりを徐々に暗くさせたりする場面では、「演劇のように舞台装置を発動させる、無駄のない文章」とコメント。

『少年の日の思い出』には、視覚だけでなく聴覚にも訴えかける表現もあり、又吉さんの解説はさらに熱を帯びていきます。

コメント欄には「説明が分かりやすいし楽しい」「また読みたくなりました」といった声が上がっていました。

学生時代に読んだことがある作品を、どんな解釈で語るのかはもちろん、『少年の日の思い出』を読んだことがない人でも楽しめる動画ですよ。

本チャンネルではほかにも『走れメロス』の解説動画も配信しています。こちらもぜひご覧ください!


[文・構成/GLUGLU編集部]

チャンネル情報

ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル

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  • チャンネル登録者数:44万3000人
  • 再生回数: 6632万3435回
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