アルバムや古い本を手作業で修理する姿にジーン プロの技をご覧ください

本・書評 By - GLUGLU編集部 更新:

数十年前の古い本や、懐かしいアルバムの修理を手作業で行う『やまのこ製本店』。

YouTubeチャンネルでは、歴史を感じるさまざまな本の修理や製本を行う様子を見ることができます。

修復不可能にも見える本を、見違えるまでに整える、圧巻の技術をご覧ください。

背表紙がぱっくり割れた1950年頃のアルバムが…

こちらは、依頼人の父親のアルバムを修理する様子を撮影した動画です。アルバムは1950年頃のもので、レトロな見た目をしています。

背表紙が表裏ともにぱっくりと割れ、あらゆる場所が破損している状態でした。

依頼人の「できる限り、見た目の印象をそのままにしてほしい」という希望もあり、丁寧に作業を進めていきます。

破れている部分は、改めてのり付けをすることで、見事に直すことに成功しました。

ページがはがれてしまった本も読めるように修理

続いては、依頼人の母親が持っていたという、1955年の手芸本です。

紙自体が経年劣化しているのに加え、破れた部分をテープで補修した跡があります。

本を綴じる金具部分は錆びており、ページがはがれてしまっている状態です。

投稿者さんは「今は触るのも恐いくらいの状態ですが、また読んでもらえるように補修したい」とコメント。

まずは、テープ類をはがす作業から始めます。丁寧にはがしたら、文字が見えるように薄い和紙を貼って、つないでいました。

錆びてしまった金具は代わりに糸を通して、ページ同士を固定。本として、ページを開いて読めるようになりました。

依頼人の想いをくみ取り、丁寧に心を込めて作業を行う投稿者さん。動画を見て、誰かにとっての大切な思い出の本を蘇らせる、熟練の技に触れてみませんか。


[文・構成/GLUGLU編集部]

チャンネル情報

やまのこ製本店

やまのこ製本店

  • チャンネル登録者数:242人
  • 再生回数: 1万9678回

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