プロ「もし拾った子猫がいたら…」 生後18日の子猫をお風呂に入れてみると?

犬・猫 By - GLUGLU編集部 更新:

YouTubeチャンネル『キャットグルーマーTV』の写真

猫のお手入れ方法などを発信しているYouTubeチャンネル『キャットグルーマーTV』。

猫の身だしなみなどを整える、グルーミングの基本を学べるスクールを開講している『キャットグルーマー協会』が動画を投稿しています。

動画では『キャットグルーマー協会』の、みーちゃん先生がさまざまなことをレクチャーしているので、ペットサロンで働いている人はもちろん、愛猫のお手入れをする人にも参考になりますよ。

猫がお土産を持ってくる理由は…

こちらの動画では、猫のある行動について、みーちゃん先生がグルーミングしながらレクチャーしています。

『バーマン』という種の、アムちゃんのシャンプーをしながらお手入れの注意点などを解説。

見た目はとてもきれいですが、見えないところに毛玉ができているといいます。

シャンプー後、毛をとかしながら話していたのは、猫がお土産を持ってくるという話。

みーちゃん先生いわく、猫がセミなどを持ってくる行動は、「『自分のできの悪い子供に食わしてやらなあかん』と思って持ってきてくれている」といいます。

猫は、親のつもりになって「この子、鳥も捕れないから私が捕ってきてあげなきゃ」といってお土産をくれているだけなのだとか。

みーちゃん先生は、「あなたの無能さは猫のお土産の鮮度による」と話し、猫が死んでいる動物などを持ってきたら「まだまだ子供だから」と思われているそうです。

なぜなら、猫は初め自分の子供に死んだ獲物を渡し、次に少し死にかけの獲物も持ってきて、仕留め方を教えるといいます。

だんだんと子供が成長したら、ほぼ生きている状態の獲物を持ってきて狩りの仕方を教えるとのこと。

また、「猫が舐めるのは、愛の証だから受け取ってほしい」と話していました。

子猫を拾ったらミルクよりもまず…

そんな猫についての知識を教えてくれる、みーちゃん先生。

こちらの動画では、母猫がうまくお世話ができなかった、生後18日の子猫の入浴方法を教えています。

感染症や肌トラブルを防ぐために、子猫でも、体を洗ってあげたほうがいいこともあるそうです。

まずは、赤ちゃんの安定を第一に考えながら濡らしていきます。

洗う前からきれいに見えていましたが、すすぐとお湯の色が黄色くなってきました。どうやら、おしっこなどで汚れていたようです。

臭いを付けないために、子猫にリンスはしません。ドライヤーは一番弱い風量で横にしながら使います。

みーちゃん先生は「もし拾った子猫がいたら、ミルクより寒さ対策のほうが先。使い捨てのカイロやヒーターで体を冷やさないようにしてください」と呼びかけていました。

毛玉ができてしまった保護猫

以下の動画では、みーちゃん先生がブリーダー崩壊から保護された猫のグルーミングをしています。

毛玉ができてしまった保護猫の、おふくちゃん。

みーちゃん先生は、おふくちゃんの肌を傷付けないようにバリカンで剃っていきます。

左右の毛を刈ると、全体的に毛玉ができてしまっていることが分かりますね。

みーちゃん先生によると「猫が毛を舐めるのは退屈だったり、暇だと思っていたりすることが多い」とのこと。

おふくちゃんの肉球は割れてしまっており、肉球の傷はなかなか治りづらいそうです。

リード代わりにタオルを巻くと、最初は嫌がっていたシャンプーでも落ち着きを取り戻しました。

「手足が離れると不安なのかも」と、おふくちゃんの心情を読み取って、抱っこをせずにドライヤーをすることに。

最後に刈った毛玉を見て「柔らかい毛玉だけど、もうブラシでとかすことはできない。ちょっと動けるだけだった」と話していました。

みーちゃん先生のお手入れは、それぞれの人生ならぬ『猫生』を助けてくれることでしょう。


[文・構成/GLUGLU編集部]

チャンネル情報

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  • チャンネル登録者数:8万3700人
  • 再生回数: 4797万200回
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