『silent』で手話に興味を持ったら…　知ってほしい、ろう者がいわれて傷つく言葉

２０２２年秋に始まった、俳優の川口春奈さんが主演を務めるテレビドラマ『silent』（フジテレビ系）。

徐々に耳が聞こえにくくなる『若年発症型両側性感音難聴』を患っている佐倉想役を、アイドルグループ『Snow Man』の目黒蓮さんが演じています。

劇中では、手話でコミュニケーションを取る場面があり、この作品をきっかけに手話に興味を持つようになった視聴者もいるようです。

YouTubeチャンネル『showゆっくり手話ちゃんねる』では、生まれつき耳が聞こえないshowさんが、手話を解説したり、活動を紹介したりしています。

ドラマをきっかけに手話に興味を持った人も、一度チャンネルを覗くと、より理解が深まるかもしれません。

はじめに、耳が聞こえない『ろう者』が、いわれると傷つく内容を紹介した動画をご覧ください。

動画で紹介した内容は、あくまでshowさん個人の考えだといいます。

ですが、ろう者の中でも「ごめんね」といわれると傷つく人は多いようです。

showさんは、発音練習をしたので、発話をしながら手話をしてコミュニケーションを取っています。

そのため、これまでに「話せるんだ」「もっと大きな声で話して」といわれて傷ついた経験があるのだとか。

また、「きれいな発音だね」という声かけは、ほめ言葉であってもshowさん自身は少し疑問が残ると明かしました。

ろう者の気持ちを分かった上で、手話をしながらコミュニケーションを取ることが大事でしょう。

次に紹介するのは、よく使う手話をまとめた動画です。

ろう者と会話をしたい時に使える手話がたくさん登場しました。

まずは、使う頻度の高い手話をマスターしてみましょう。『showゆっくり手話ちゃんねる』には、中級者向けに字幕のない手話だけの動画もあります。

手話をマスターしたら、その動画を見て読み取りのチャレンジをしてみてもいいかもしれません！

動画内で紹介している手話は、「すべてが正しいということではない」といいます。もし、会話をしていて分からないことがあったら、「それってどういう意味をあらわすの？」と聞いてみてもいいかもしれません。

最後は、手話と同じくらい大切な、表情について紹介した動画です。

私たちが話す時、いつも意識をしなくても声のトーンなどに感情が乗っていることはありませんか。

手話でも表情があることで、より伝わりやすくなります。

動画を見た人からは「手話が下手だから、表情でカバーしている」といった声もありました。

もし「手話を始めたばかりでうまくできない」という人がいたら、表情を豊かにすることを意識すれば、伝わりやすくなるかもしれませんよ。

ドラマの見逃し配信の歴代最高記録を更新したり、Twitterの世界トレンド１位を獲得したりと『silent』が注目を集めているだけに、大きな関心が寄せられている手話。

まずは理解を深めるところから、始めてみてはいかがでしょうか。

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[文・構成／GLUGLU編集部]