川遊びと海の安全対策 溺れている人を見つけたら、まずやることは… キャンプ・アウトドア By - GLUGLU編集部 更新:2023-07-31 Share Post LINE はてな 群馬県でアウトドアやアクティビティの企画・運営を行っている『River Joy』のYouTubeチャンネル『アウトドアガイドの日常』。 夏は川遊び、冬は雪山の情報を発信しています。 夏になると増える、川や海での事故。溺れた人を助けようとして、救助に向かった人が亡くなる悲しい事故も起きています。 溺れた人を見た時はどのように助ければいいのか、いざという時のために知っておく必要があるでしょう。 もちろん、溺れないようにするための準備や意識も重要です。そして、流されてしまった後に命を守るためにできることもあります。 川や海のレジャーに行く前に『アウトドアガイドの日常』を見て、勉強しましょう。 溺れた人を見つけた時の対処法 もし自分は陸地にいて、溺れている人を見つけたらどうしたらいいでしょうか。 出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら まずは、むやみに自分も水の中に入って助けに行くことはやめましょう。自分の命も一緒に落とす可能性が高いです。 木の棒や紐などがあれば、近くまで来た時に助けることができます。 双方がライフジャケットを着ている場合は、要救助者の後ろから近付くという手段もありますが、動画投稿者の、ゆうすけさんは「自分も半分死んだという覚悟がないと行ってはいけない」と伝えていました。 また、実演をしていた、りょうさんも「自分が死んだら元も子もない。必ず自分が生きて帰ることが大前提」と話しています。 ゆうすけさんは、溺れている人を見つけたらまずは声をかけ、その後に投げられたり、浮いたりするものが周囲にあるか探すなど、「優先順位は陸でできることから」と話していました。 溺れた人を助けるためには… 先ほどの動画では、陸から何かを投げて助けることを推奨していました。 では、何を投げたら命を救うことができるのでしょうか。 川でレジャーをしていることを想定して、安全を確保した上でさまざまな物を投げて検証してみます。 出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら まずは、防水機能が付いたドライバッグを投げてみます。中に水が入らないようにしっかりと閉じて投げてみると、浮力があり、つかまって浮くことができました。 続いて投げたのは、発泡スチロール製のクーラーボックスです。フタと箱が取れないように結んで投げてみると、これもつかまってビート板のようにして岸まで泳ぐことができました。 プラスチック製のクーラーボックスも、浮くことはできましたが、泳ぐ時に水の抵抗を受けやすいのだとか。 ペットボトルを入れたバッグや、ごみ袋、エコバッグなどを試したパターンもあります。結果は動画を確認してくださいね。 ゆうすけさんは、海や川のレジャーをする時に、命を守るためにも「まずはとにかくライフジャケットを着用してほしい」と話します。 また、周りの人に声をかけたり、119に通報したりすることも大切です。パニックになるかもしれませんが、冷静さが命を救うことにつながるでしょう。 川で流されてしまったら… もし、川で流されてしまったらどうしたらいいでしょうか。 出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら 川に流されてしまったら、足を上げることが大切だといいます。 足が下がっていると、川底にある木の枝などに引っ掛かってしまい、自力で脱出するのが難しくなることも…。 そのため、足を上げて木の枝などに引っ掛からないようにするほか、岩を蹴られるようにして救助を待ちましょう。 『River Joy』の担当者に、海や川に出かける時、事故を減らすためにどんなことを意識するのが大事なのか聞きました。 ゆうすけさん 遊びに行くフィールドへの最低限の知識を持ってもらえると、必要な装備などの準備ができます。 例えば、海水浴場でレスキューロープの出番はそれほどあるとは思えませんが、川ではとても有用です。 ゆうすけさんひらけたところであるならば、日光を遮るタープがあれば熱中症のリスクが減ります。狭い渓谷であれば落石対策にヘルメットが必要でしょう。 フィールドに合わせた装備や準備ができるといいですね。 川や海のレジャーは、思い付きで行くと危険なこともあります。 しっかり事前にリサーチして、もしものための準備をしておきましょう。 [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 アウトドアガイドの日常 チャンネル登録者数:1410人 再生回数: 607万6634回 関連ワード 検証企画 この記事をシェアする Share Post LINE
群馬県でアウトドアやアクティビティの企画・運営を行っている『River Joy』のYouTubeチャンネル『アウトドアガイドの日常』。
夏は川遊び、冬は雪山の情報を発信しています。
夏になると増える、川や海での事故。溺れた人を助けようとして、救助に向かった人が亡くなる悲しい事故も起きています。
溺れた人を見た時はどのように助ければいいのか、いざという時のために知っておく必要があるでしょう。
もちろん、溺れないようにするための準備や意識も重要です。そして、流されてしまった後に命を守るためにできることもあります。
川や海のレジャーに行く前に『アウトドアガイドの日常』を見て、勉強しましょう。
溺れた人を見つけた時の対処法
もし自分は陸地にいて、溺れている人を見つけたらどうしたらいいでしょうか。
出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら
まずは、むやみに自分も水の中に入って助けに行くことはやめましょう。自分の命も一緒に落とす可能性が高いです。
木の棒や紐などがあれば、近くまで来た時に助けることができます。
双方がライフジャケットを着ている場合は、要救助者の後ろから近付くという手段もありますが、動画投稿者の、ゆうすけさんは「自分も半分死んだという覚悟がないと行ってはいけない」と伝えていました。
また、実演をしていた、りょうさんも「自分が死んだら元も子もない。必ず自分が生きて帰ることが大前提」と話しています。
ゆうすけさんは、溺れている人を見つけたらまずは声をかけ、その後に投げられたり、浮いたりするものが周囲にあるか探すなど、「優先順位は陸でできることから」と話していました。
溺れた人を助けるためには…
先ほどの動画では、陸から何かを投げて助けることを推奨していました。
では、何を投げたら命を救うことができるのでしょうか。
川でレジャーをしていることを想定して、安全を確保した上でさまざまな物を投げて検証してみます。
出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら
まずは、防水機能が付いたドライバッグを投げてみます。中に水が入らないようにしっかりと閉じて投げてみると、浮力があり、つかまって浮くことができました。
続いて投げたのは、発泡スチロール製のクーラーボックスです。フタと箱が取れないように結んで投げてみると、これもつかまってビート板のようにして岸まで泳ぐことができました。
プラスチック製のクーラーボックスも、浮くことはできましたが、泳ぐ時に水の抵抗を受けやすいのだとか。
ペットボトルを入れたバッグや、ごみ袋、エコバッグなどを試したパターンもあります。結果は動画を確認してくださいね。
ゆうすけさんは、海や川のレジャーをする時に、命を守るためにも「まずはとにかくライフジャケットを着用してほしい」と話します。
また、周りの人に声をかけたり、119に通報したりすることも大切です。パニックになるかもしれませんが、冷静さが命を救うことにつながるでしょう。
川で流されてしまったら…
もし、川で流されてしまったらどうしたらいいでしょうか。
出典:アウトドアガイドの日常 動画はこちら
川に流されてしまったら、足を上げることが大切だといいます。
足が下がっていると、川底にある木の枝などに引っ掛かってしまい、自力で脱出するのが難しくなることも…。
そのため、足を上げて木の枝などに引っ掛からないようにするほか、岩を蹴られるようにして救助を待ちましょう。
『River Joy』の担当者に、海や川に出かける時、事故を減らすためにどんなことを意識するのが大事なのか聞きました。
遊びに行くフィールドへの最低限の知識を持ってもらえると、必要な装備などの準備ができます。
例えば、海水浴場でレスキューロープの出番はそれほどあるとは思えませんが、川ではとても有用です。
ひらけたところであるならば、日光を遮るタープがあれば熱中症のリスクが減ります。狭い渓谷であれば落石対策にヘルメットが必要でしょう。
フィールドに合わせた装備や準備ができるといいですね。
川や海のレジャーは、思い付きで行くと危険なこともあります。
しっかり事前にリサーチして、もしものための準備をしておきましょう。
[文・構成/GLUGLU編集部]