シャネル、ヴィトンからユニクロまで!現役革職人が教える『バッグ選びに失敗しない知識』 美容・ファッション By - GLUGLU編集部 更新:2023-11-03 Share Post LINE はてな 通勤やお出かけの時など、お気に入りのアイテムがあると、気分も上がりますよね。 気軽に買える価格帯のものが好きな人もいれば、高級ファッションブランドのものを好む人もいるでしょう。 ところで…高級ブランドのアイテムは、なぜ高価なのでしょうか。 そんな疑問に答えているのが、YouTubeチャンネル『新進工房【革職人の裏側】』です。 20年モノの高級長財布を分解!すると… 大阪府柏原市に、バッグや財布などの皮製品を製作する『新進工房』を構え、兄弟で革職人をしている兄のヒロさんと、弟のマサさん。 革製品についての豊富な知識や独自の見解などを、軽快なトークにのせて紹介する動画が人気です。 ある日、動画の視聴者から、購入してからおよそ20年が経った、フランス発祥の高級ブランド『シャネル』の長財布が届き…。 出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら 視聴者の「ぜひ解体してほしい」という手紙に沿って、財布の縫製を一つひとつ、丁寧にほどきました。 すると、縫った跡を隠す技法や、パーツ同士を正確に合わせるためのアイディアなど、工夫とテクニックが詰まっていたのです! 手間をかけて作られているのを考えれば、高級ブランドのアイテムが高価な理由も分かりますね。 安いけど、これ本物?中古ブランド品を真贋鑑定 ネット通販の普及とともに増えているのが、高級ブランドのコピー品を違法に販売する業者の存在。 「正規店よりも安価なものの、実際は偽物だった…」というケースが多発しています。 そこで、ネットで安く購入した中古のブランド品が本物かどうか、革職人の視点から鑑定することにしました。 出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら 今回鑑定したのは、セール期間中に約2万円で販売されていた、フランスの高級ブランド『ルイ・ヴィトン』のハンドバッグ。 『ルイ・ヴィトン』の特徴である柄の合わせ方についてヒロさんが紹介したり、バッグの取っ手部分の縫製についてマサさんが解説したりしています。 「20~30年ぐらい使われていそうなバッグなのに、糸の緩みがない」「革が伸びる方向を意識して裁断されている」など、職人ならではの視点で進むレビュー。 ちなみに、バッグの構造や材質について解説する際、『新進工房【革職人の裏側】』の動画では、こんなことを心がけているのだとか。 新進工房 バッグ作りは、道具や工程の名称が、地方によって異なる場合が多いです。 なので、どなたにとっても分かりやすくするため、できるだけ注釈を入れて説明するよう、心がけています。 果たして、鑑定の結果は…!詳しくは、動画を見てみてくださいね。 話題のアイテムも、本音でレビュー! 『新進工房』が動画で取り上げるのは、高級ブランドや革製品だけではありません。 たとえば、2023年現在、多くの人々から人気を集めているファッションブランド『ユニクロ』の『ラウンドミニショルダーバッグ』のレビューも行っています。 動画では、同年8月に秋冬モデルとして発売されたコーデュロイ製のものと、先行して発売されたナイロン製のものを比較。 「重たくてゴツゴツしているぶん、縫うのが難しい」とマサさんが話すなど、コーデュロイの性質や、それに応じたわずかな構造の違いなどを解説しています。 出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら レビューの結果、バッグの構造に大きな差はなかったそう。コーデュロイ製とナイロン製のどちらを選ぶかは、人それぞれの好みによるので、服との相性で選びたいものですね。 このように、トレンドを多く盛り込んだものが多いという『ユニクロ』のアイテムをはじめ、手頃な価格で手に入るファッションブランドも多数ピックアップ。 なお、動画で取り上げるアイテムの選び方については、こう話しています。 新進工房 アイテムの選び方については、ファッション雑誌やメディアなどをチェックしたり、工房のスタッフからアイディアをもらったりしています。 また、さまざまなアイテムをレビューする中で学んだことを、『新進工房』での製作に生かすこともあるのだとか。 新進工房 バッグの作り方の工夫、縫製部分を隠すためのデザイン、千切れやすいパーツを補強する方法など、レビューを通して学んだことを、自社製品を製作する際の参考とする場合もあります。 商品レビュー動画では、アイテムのチェックポイントを5つに分けています。 ただ、そのほかにも『梱包方法』に注目したことがあったのだとか。 新進工房 あるバッグをレビューしようとした際、梱包の詰め物が計算されていて、とても丁寧だったことに驚きました。 『新進工房』としても「梱包の仕方もブランドの一部」と考えているため、将来的にはポイントの1つに加えてもいいかもしれませんね。 『末代までバッグ選びに失敗しない知識』を動画で伝授する、『新進工房【革職人の裏側】』。 大切な人への贈り物を選ぶ時などに、参考にしてみてはいかがでしょうか。 [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 新進工房【革職人の裏側】 チャンネル登録者数:9万5100人 再生回数: 3126万9883回 関連ワード Pickupクリエイター この記事をシェアする Share Post LINE
通勤やお出かけの時など、お気に入りのアイテムがあると、気分も上がりますよね。
気軽に買える価格帯のものが好きな人もいれば、高級ファッションブランドのものを好む人もいるでしょう。
ところで…高級ブランドのアイテムは、なぜ高価なのでしょうか。
そんな疑問に答えているのが、YouTubeチャンネル『新進工房【革職人の裏側】』です。
20年モノの高級長財布を分解!すると…
大阪府柏原市に、バッグや財布などの皮製品を製作する『新進工房』を構え、兄弟で革職人をしている兄のヒロさんと、弟のマサさん。
革製品についての豊富な知識や独自の見解などを、軽快なトークにのせて紹介する動画が人気です。
ある日、動画の視聴者から、購入してからおよそ20年が経った、フランス発祥の高級ブランド『シャネル』の長財布が届き…。
出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら
視聴者の「ぜひ解体してほしい」という手紙に沿って、財布の縫製を一つひとつ、丁寧にほどきました。
すると、縫った跡を隠す技法や、パーツ同士を正確に合わせるためのアイディアなど、工夫とテクニックが詰まっていたのです!
手間をかけて作られているのを考えれば、高級ブランドのアイテムが高価な理由も分かりますね。
安いけど、これ本物?中古ブランド品を真贋鑑定
ネット通販の普及とともに増えているのが、高級ブランドのコピー品を違法に販売する業者の存在。
「正規店よりも安価なものの、実際は偽物だった…」というケースが多発しています。
そこで、ネットで安く購入した中古のブランド品が本物かどうか、革職人の視点から鑑定することにしました。
出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら
今回鑑定したのは、セール期間中に約2万円で販売されていた、フランスの高級ブランド『ルイ・ヴィトン』のハンドバッグ。
『ルイ・ヴィトン』の特徴である柄の合わせ方についてヒロさんが紹介したり、バッグの取っ手部分の縫製についてマサさんが解説したりしています。
「20~30年ぐらい使われていそうなバッグなのに、糸の緩みがない」「革が伸びる方向を意識して裁断されている」など、職人ならではの視点で進むレビュー。
ちなみに、バッグの構造や材質について解説する際、『新進工房【革職人の裏側】』の動画では、こんなことを心がけているのだとか。
バッグ作りは、道具や工程の名称が、地方によって異なる場合が多いです。
なので、どなたにとっても分かりやすくするため、できるだけ注釈を入れて説明するよう、心がけています。
果たして、鑑定の結果は…!詳しくは、動画を見てみてくださいね。
話題のアイテムも、本音でレビュー!
『新進工房』が動画で取り上げるのは、高級ブランドや革製品だけではありません。
たとえば、2023年現在、多くの人々から人気を集めているファッションブランド『ユニクロ』の『ラウンドミニショルダーバッグ』のレビューも行っています。
動画では、同年8月に秋冬モデルとして発売されたコーデュロイ製のものと、先行して発売されたナイロン製のものを比較。
「重たくてゴツゴツしているぶん、縫うのが難しい」とマサさんが話すなど、コーデュロイの性質や、それに応じたわずかな構造の違いなどを解説しています。
出典:新進工房【革職人の裏側】 動画はこちら
レビューの結果、バッグの構造に大きな差はなかったそう。コーデュロイ製とナイロン製のどちらを選ぶかは、人それぞれの好みによるので、服との相性で選びたいものですね。
このように、トレンドを多く盛り込んだものが多いという『ユニクロ』のアイテムをはじめ、手頃な価格で手に入るファッションブランドも多数ピックアップ。
なお、動画で取り上げるアイテムの選び方については、こう話しています。
アイテムの選び方については、ファッション雑誌やメディアなどをチェックしたり、工房のスタッフからアイディアをもらったりしています。
また、さまざまなアイテムをレビューする中で学んだことを、『新進工房』での製作に生かすこともあるのだとか。
バッグの作り方の工夫、縫製部分を隠すためのデザイン、千切れやすいパーツを補強する方法など、レビューを通して学んだことを、自社製品を製作する際の参考とする場合もあります。
商品レビュー動画では、アイテムのチェックポイントを5つに分けています。
ただ、そのほかにも『梱包方法』に注目したことがあったのだとか。
あるバッグをレビューしようとした際、梱包の詰め物が計算されていて、とても丁寧だったことに驚きました。
『新進工房』としても「梱包の仕方もブランドの一部」と考えているため、将来的にはポイントの1つに加えてもいいかもしれませんね。
『末代までバッグ選びに失敗しない知識』を動画で伝授する、『新進工房【革職人の裏側】』。
大切な人への贈り物を選ぶ時などに、参考にしてみてはいかがでしょうか。
[文・構成/GLUGLU編集部]