この特徴があればかなり古いかも? 今とは作りが異なる、貴重なヴィンテージスウェットとは 美容・ファッション By - GLUGLU編集部 更新:2023-09-22 Share Post LINE はてな 秋冬のファッションアイテムとして、活躍するスウェット。ゆったりした着心地で、普段着だけでなく、ルームウェアやパジャマとして着用する人も多いでしょう。 スウェットは歴史も長く、ヴィンテージアイテムとして、古着店でも販売されています。中には1着で数万円の値段がつくなど、高値で売買されることも。 新品で売られている一般的なものと、ヴィンテージ品とでは、何が違うのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 古着に関する知識や自店の入荷商品などを、動画で配信している、YouTubeチャンネル『古着屋 ピープルゲットレディ』。 古着店のオーナーであるタジリさんが、ヴィンテージスウェットの特徴を、分かりやすく紹介しています。 出典:古着屋 ピープルゲットレディ 動画はこちら 『スウェット』にも種類がある?古着店のオーナーが解説 もともとはファッションのためではなく、運動着として開発されたスウェット。1920年代頃に、ウール素材で作られていた運動着を、コットン素材に変えて製作されたことが始まりだといいます。 時代が進むとともに、スウェットの形やデザインも変化していきました。タジリさんは、古着におけるスウェットを、大きく3種類に分け、自身のイラストを添えて解説しています。 『ヴィンテージタイプ』 1930~1970年代頃にかけて作られたタイプ。現行のものとは異なる特徴として、リブの長さ・前後のガゼット・袖の付け方があげられます。 ガゼットとは、首元についているV字状のパーツのこと。諸説はありますが、伸縮性のあるリブ生地のガゼットを付けることで、首元が伸び、着脱をしやすくしたとのだとか。 『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より このガゼットが前だけでなく、後ろにも付いているのが、古いスウェットの特徴だといいます。 また、袖や裾についているリブが極端に長いものも、ヴィンテージスウェットの可能性が高いそうです。ほかのポイントとして、3種類の袖の付け方を、イラストとともに解説しています。 『リバースウィーブタイプ』 1930年代頃に、アメリカのスポーツウェアメーカーである『チャンピオン社』が開発した、『リバースウィーブ®』という製法で作られたスウェット。 洗濯などによる服の縮みを抑えるため、縦に使う生地を横に使用し、サイドに伸縮性のあるリブをつけたものを指します。 『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より 特に、1970~1990年代頃に作られた『リバースウィーブタイプ』は、首元にあるブランドタグで、およその製造年数が判別しやすいそうです。 『現行レギュラースタンダードタイプ』 多くの人に馴染みがある、一般的なスウェット。昔の物とは異なり、ほどよくゆったりとしたシルエットで、着心地のよさが特徴的です。 素材もコットンだけでなく、アクリルやポリエステルなどの化学繊維も使われています。 ヴィンテージスウェットのほとんどがアメリカ製ですが、このタイプはメキシコや中国、バングラデシュなど、原産国もさまざまなのだとか。 『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より ほかにも、前面に描かれたプリントの違いや、カレッジ・ミリタリーなどといった、デザインの種類も解説していました。 動画の後半では、おすすめのスウェットブランドを紹介しているので、気になった人は見てみてくださいね。 昔と今とでは、製法やデザイン、用途など、さまざまな違いがあるスウェット。 動画で紹介されたポイントに注目して、貴重なヴィンテージスウェットを探しに行ってみてはいかがでしょうか。 [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 古着屋 ピープルゲットレディ チャンネル登録者数:9180人 再生回数: 136万362回 この記事をシェアする Share Post LINE
秋冬のファッションアイテムとして、活躍するスウェット。ゆったりした着心地で、普段着だけでなく、ルームウェアやパジャマとして着用する人も多いでしょう。
スウェットは歴史も長く、ヴィンテージアイテムとして、古着店でも販売されています。中には1着で数万円の値段がつくなど、高値で売買されることも。
新品で売られている一般的なものと、ヴィンテージ品とでは、何が違うのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
古着に関する知識や自店の入荷商品などを、動画で配信している、YouTubeチャンネル『古着屋 ピープルゲットレディ』。
古着店のオーナーであるタジリさんが、ヴィンテージスウェットの特徴を、分かりやすく紹介しています。
出典:古着屋 ピープルゲットレディ 動画はこちら
『スウェット』にも種類がある?古着店のオーナーが解説
もともとはファッションのためではなく、運動着として開発されたスウェット。1920年代頃に、ウール素材で作られていた運動着を、コットン素材に変えて製作されたことが始まりだといいます。
時代が進むとともに、スウェットの形やデザインも変化していきました。タジリさんは、古着におけるスウェットを、大きく3種類に分け、自身のイラストを添えて解説しています。
『ヴィンテージタイプ』
1930~1970年代頃にかけて作られたタイプ。現行のものとは異なる特徴として、リブの長さ・前後のガゼット・袖の付け方があげられます。
ガゼットとは、首元についているV字状のパーツのこと。諸説はありますが、伸縮性のあるリブ生地のガゼットを付けることで、首元が伸び、着脱をしやすくしたとのだとか。
『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より
このガゼットが前だけでなく、後ろにも付いているのが、古いスウェットの特徴だといいます。
また、袖や裾についているリブが極端に長いものも、ヴィンテージスウェットの可能性が高いそうです。ほかのポイントとして、3種類の袖の付け方を、イラストとともに解説しています。
『リバースウィーブタイプ』
1930年代頃に、アメリカのスポーツウェアメーカーである『チャンピオン社』が開発した、『リバースウィーブ®』という製法で作られたスウェット。
洗濯などによる服の縮みを抑えるため、縦に使う生地を横に使用し、サイドに伸縮性のあるリブをつけたものを指します。
『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より
特に、1970~1990年代頃に作られた『リバースウィーブタイプ』は、首元にあるブランドタグで、およその製造年数が判別しやすいそうです。
『現行レギュラースタンダードタイプ』
多くの人に馴染みがある、一般的なスウェット。昔の物とは異なり、ほどよくゆったりとしたシルエットで、着心地のよさが特徴的です。
素材もコットンだけでなく、アクリルやポリエステルなどの化学繊維も使われています。
ヴィンテージスウェットのほとんどがアメリカ製ですが、このタイプはメキシコや中国、バングラデシュなど、原産国もさまざまなのだとか。
『【古着の知識⑧スウェット編】古着初心者の方、最近古着を好きになった方たちへ、知っておくと古着選びがもっと楽しくなる情報を毎回一つのテーマを決めてご紹介!』より
ほかにも、前面に描かれたプリントの違いや、カレッジ・ミリタリーなどといった、デザインの種類も解説していました。
動画の後半では、おすすめのスウェットブランドを紹介しているので、気になった人は見てみてくださいね。
昔と今とでは、製法やデザイン、用途など、さまざまな違いがあるスウェット。
動画で紹介されたポイントに注目して、貴重なヴィンテージスウェットを探しに行ってみてはいかがでしょうか。
[文・構成/GLUGLU編集部]