「残しておきたい」 津軽弁ユーチューバー・すんたろすが、家族に反対されても続ける理由は… お笑い By - GLUGLU編集部 更新:2023-10-18 Share Post LINE はてな 各地方に昔から伝わる方言。上京してから、地元の方言を聞くと懐かしく感じる人もいるでしょう。 そんな方言をYouTubeの題材にしているYouTuberが、すんたろすさん。 青森県青森市出身の、すんたろすさんは、津軽弁の動画をYouTubeに投稿し、人気を博しています。 GLUGLUは、すんたろすさんにインタビューを実施! 津軽弁の動画をYouTubeに投稿しようと思ったきっかけなどを、うかがいました。 大学生の時に「エヴァンゲリオン」といったら… 動画では、いつも聞き取れないような津軽弁を披露している、すんたろすさん。 せっかくなので、津軽弁で自己紹介をしていただきました。 すんたろすさん はじめまして、津軽弁youtuberのすんたろすと申します。 すんたろすさん 18歳の高校卒業まで青森県青森市に住んでました。 両親が共働きだったので、3~12歳までずっとばあちゃん家で過ごしてたんですね。そしたら、こうなっちゃいました(笑)。 話の内容が分からないぐらい難しい津軽弁が来るかと構えていた筆者ですが、訛りがありながらも分かりやすい言葉で自己紹介をしてくれた、すんたろすさん。 しかし後に、すんたろすさんの訛りに釣られて、関東出身の筆者まで訛ってインタビューをすることに…。 友人から笑いが起きた津軽弁 すんたろすさんは、「津軽弁は、祖母の影響が大きい」と話します。 津軽弁でYouTubeを始めようと思ったきっかけを、このように明かしました。 すんたろすさん 一番大きなきっかけは、仙台の大学に通っていた時に、一緒に喋っていた友人から「津軽弁で『エヴァンゲリオン』っていってみて」といわれました。 僕が「エヴァンゲリオンですか?」っていったら、「イントネーションがめちゃくちゃ面白いね」「ヘンなイントネーションだね」と、笑いが起きました。 出典:すんたろす【津軽弁YouTuber】 動画はこちら すんたろすさん だから、6秒間の動画共有アプリ『Vine』で、津軽弁のイントネーションを何個か撮って投稿したら反応がよかったんです。それが動画投稿の始めですね。 すんたろすさんは、友人から指摘されるまでイントネーションが違うということに気付かなかったといいます。 すんたろすさん それがもう普通だと思ってました。 全然分からなかったです。訛っていると思っていませんでした(笑)。 2023年現在、動画投稿を始めて8年目。YouTubeは2016年頃から始めたといいます。 津軽弁を使う動画は、テーマが明確化されている一方で、難しいことがあるそうです。 すんたろすさん 演者側の意見としては、ネタの幅は狭くなるところが大変です。何をやるにしても、方言を絡ませないといけないので、制作する上で困りますね。 それでも、すんたろすさんが津軽弁YouTuberを続けるのには、このような理由があるといいます。 すんたろすさん 『残したい』という思いが強いですね。記録として、映像作品として『津軽弁を残しておきたい』という気持ちが強い。 すんたろすさん 津軽弁で、こんなシチュエーションの時はこういう喋り方をするなど…。資料として残したいという気持ちがあります。 方言の中には、消滅の危機にあるものも。 ユネスコが発表した『消滅の危機にある言語・方言』には、津軽弁は入っていませんが、いずれ、すんたろすさんの動画が津軽弁の資料として役立つ時が来るかもしれませんね。 ヒントは、シソンヌ・じろう もともとお笑いが大好きだという、すんたろすさん。 お笑いコンビ『シソンヌ』のじろうさんを見て、動画のヒントにしているといいます。 すんたろすさん 1人でCMやコントをされている姿を見て、「よし、これはいける」とヒントにしています。 コントが好きな、すんたろすさんは自身のチャンネルでもコント風の動画を展開。 出典:すんたろす【津軽弁YouTuber】 動画はこちら お笑いの道を目指さなかった理由を聞いてみると…。 すんたろすさん YouTuberになりたくて続けている…というワケではないんです。そもそも、自分の性格として、『なんでもやりたい』というのと、『目立ちたい』というのがあるんですよね。 すんたろすさん 小さい頃、将来の夢は『俳優』って書いていました。何かを演じることが大好きなので、どうしてもやりたくて。 大学時代は「勉強をちゃんとやらないといけない」「大学も行かないといけない」ということで、学問を主軸にしながら、YouTubeで欲を発散していたという感覚です。 YouTube以外では演じる仕事はしておらず、一般企業に勤めながらYouTuberを続けている、すんたろすさん。 二足の草鞋を履くのは大変なように思えますが、すんたろすさんは「趣味の一環でもあるので全然キツくはない」と答えていました。 YouTubeは、楽しいから続けている すんたろすさんに、1本の動画を公開するまでのルーティンを聞いてみると…。 すんたろすさん 仕事が朝から大体夜の7時ぐらいまでかかるので、帰ってから寝るまでの間の2時間ぐらいで作業しますね。 すんたろすさん 企画は本当に思い付きなんで、5分とか…。撮影も20分ほどで、編集に1~2時間ぐらいですかね。 昔は、もっと時間をかけていたそうですが、次第に効率的にできるようになったのだとか。 すんたろすさん 編集するに当たって、 動画のカットとかを逆順で考えるというか…。「編集する時にこういう風にしたいから、じゃあ、撮影の時もこういう意識しよう」と、全体のやり方をだいぶメソッド化できたと思います。 すんたろすさん 自由な時間は、あまりないかもしれないですけど、YouTubeをやるのは楽しいので、続けていますね。 次のページ家族から反対された過去も 1 2 チャンネル情報 すんたろす【津軽弁YouTuber】 チャンネル登録者数:7万1900人 再生回数: 1874万8902回 出典 BitStar 関連ワード インタビュープレゼント企画 この記事をシェアする Share Post LINE
各地方に昔から伝わる方言。上京してから、地元の方言を聞くと懐かしく感じる人もいるでしょう。
そんな方言をYouTubeの題材にしているYouTuberが、すんたろすさん。
青森県青森市出身の、すんたろすさんは、津軽弁の動画をYouTubeに投稿し、人気を博しています。
GLUGLUは、すんたろすさんにインタビューを実施!
津軽弁の動画をYouTubeに投稿しようと思ったきっかけなどを、うかがいました。
大学生の時に「エヴァンゲリオン」といったら…
動画では、いつも聞き取れないような津軽弁を披露している、すんたろすさん。
せっかくなので、津軽弁で自己紹介をしていただきました。
はじめまして、津軽弁youtuberのすんたろすと申します。
18歳の高校卒業まで青森県青森市に住んでました。
両親が共働きだったので、3~12歳までずっとばあちゃん家で過ごしてたんですね。そしたら、こうなっちゃいました(笑)。
話の内容が分からないぐらい難しい津軽弁が来るかと構えていた筆者ですが、訛りがありながらも分かりやすい言葉で自己紹介をしてくれた、すんたろすさん。
しかし後に、すんたろすさんの訛りに釣られて、関東出身の筆者まで訛ってインタビューをすることに…。
友人から笑いが起きた津軽弁
すんたろすさんは、「津軽弁は、祖母の影響が大きい」と話します。
津軽弁でYouTubeを始めようと思ったきっかけを、このように明かしました。
一番大きなきっかけは、仙台の大学に通っていた時に、一緒に喋っていた友人から「津軽弁で『エヴァンゲリオン』っていってみて」といわれました。
僕が「エヴァンゲリオンですか?」っていったら、「イントネーションがめちゃくちゃ面白いね」「ヘンなイントネーションだね」と、笑いが起きました。
出典:すんたろす【津軽弁YouTuber】 動画はこちら
だから、6秒間の動画共有アプリ『Vine』で、津軽弁のイントネーションを何個か撮って投稿したら反応がよかったんです。それが動画投稿の始めですね。
すんたろすさんは、友人から指摘されるまでイントネーションが違うということに気付かなかったといいます。
それがもう普通だと思ってました。
全然分からなかったです。訛っていると思っていませんでした(笑)。
2023年現在、動画投稿を始めて8年目。YouTubeは2016年頃から始めたといいます。
津軽弁を使う動画は、テーマが明確化されている一方で、難しいことがあるそうです。
演者側の意見としては、ネタの幅は狭くなるところが大変です。何をやるにしても、方言を絡ませないといけないので、制作する上で困りますね。
それでも、すんたろすさんが津軽弁YouTuberを続けるのには、このような理由があるといいます。
『残したい』という思いが強いですね。記録として、映像作品として『津軽弁を残しておきたい』という気持ちが強い。
津軽弁で、こんなシチュエーションの時はこういう喋り方をするなど…。資料として残したいという気持ちがあります。
方言の中には、消滅の危機にあるものも。
ユネスコが発表した『消滅の危機にある言語・方言』には、津軽弁は入っていませんが、いずれ、すんたろすさんの動画が津軽弁の資料として役立つ時が来るかもしれませんね。
ヒントは、シソンヌ・じろう
もともとお笑いが大好きだという、すんたろすさん。
お笑いコンビ『シソンヌ』のじろうさんを見て、動画のヒントにしているといいます。
1人でCMやコントをされている姿を見て、「よし、これはいける」とヒントにしています。
コントが好きな、すんたろすさんは自身のチャンネルでもコント風の動画を展開。
出典:すんたろす【津軽弁YouTuber】 動画はこちら
お笑いの道を目指さなかった理由を聞いてみると…。
YouTuberになりたくて続けている…というワケではないんです。そもそも、自分の性格として、『なんでもやりたい』というのと、『目立ちたい』というのがあるんですよね。
小さい頃、将来の夢は『俳優』って書いていました。何かを演じることが大好きなので、どうしてもやりたくて。
大学時代は「勉強をちゃんとやらないといけない」「大学も行かないといけない」ということで、学問を主軸にしながら、YouTubeで欲を発散していたという感覚です。
YouTube以外では演じる仕事はしておらず、一般企業に勤めながらYouTuberを続けている、すんたろすさん。
二足の草鞋を履くのは大変なように思えますが、すんたろすさんは「趣味の一環でもあるので全然キツくはない」と答えていました。
YouTubeは、楽しいから続けている
すんたろすさんに、1本の動画を公開するまでのルーティンを聞いてみると…。
仕事が朝から大体夜の7時ぐらいまでかかるので、帰ってから寝るまでの間の2時間ぐらいで作業しますね。
企画は本当に思い付きなんで、5分とか…。撮影も20分ほどで、編集に1~2時間ぐらいですかね。
昔は、もっと時間をかけていたそうですが、次第に効率的にできるようになったのだとか。
編集するに当たって、 動画のカットとかを逆順で考えるというか…。「編集する時にこういう風にしたいから、じゃあ、撮影の時もこういう意識しよう」と、全体のやり方をだいぶメソッド化できたと思います。
自由な時間は、あまりないかもしれないですけど、YouTubeをやるのは楽しいので、続けていますね。