小説を紹介する、けんごのショート動画が大反響! 「面白そう」「トークに惹きこまれる」 本・書評 By - GLUGLU編集部 更新:2023-12-21 Share Post LINE はてな ホラーやちょっと過激なミステリを中心に、幅広いジャンルの小説を紹介している、けんごさんのYouTubeチャンネル『けんご小説紹介』。 思わず興味をそそられる、秀逸な解説に定評があります。 例えば、こちらの動画では、冒頭から3千円を手に持った、けんごさんが登場します。 つい最後まで見てしまう、けんごさんの魔法のようなトーク力にご注目ください! 出典:けんご📚小説紹介 動画はこちら 動画内でけんごさんが紹介するのは、小説家の原田ひ香さんの『三千円の使いかた』という小説。 冒頭で、けんごさんは3千円を見せながら「3千円は大金だと思いますか?」と視聴者に問いかけます。 続いて「この3千円を自由に使えるとしたら、どう使いますか?」と質問。けんごさんからの問いかけに、あなたはどう答えますか。 『三千円の使いかた』は、さまざまな年代の女性が抱えるお金の悩みに焦点をあてた、家族の物語です。 けんごさんは「大学生、もしくはそれ以下の人にとっては、将来を生きる財産のような1冊になるはず」と解説しています。 登場人物たちは、3千円をどう使うのでしょうか。気になる結末は…ぜひ手に取ってみてください! ショート動画で、小説を解説する『けんご小説紹介』にインタビュー 2023年12月現在、数多くのショート動画を投稿している『けんご小説紹介』。ショート動画で、作品を紹介する意図は何なのでしょうか。 けんごさん 通常の動画は、基本的にサムネイルやタイトルを見て、興味がある人がクリックして動画を視聴されると思います。そうすると、必然的に小説に興味がある人ばかりが視聴者になりやすいです。 けんごさん 僕の目的は『小説に興味がない人』『活字が苦手な人』に小説の魅力を届けることなので、ショート動画がもっとも親和性が高いと思い、紹介動画を投稿しています。 ターゲットを絞り、対象者にもっとも刺さると考えた方法が、ショート動画だったのですね。紹介する小説は、どのような基準で選んでいるのでしょう。 けんごさん 自分が「面白い・好き」と思ったか。これに尽きます。ありがたいことに、PR動画投稿のご依頼もいただくようになりましたが、お仕事であってもそのスタンスは曲げていません。だから、断ることのほうが多いです。 けんごさん 面白いと思った小説を、視聴者の方に届けることが目的なので、今後もこの方針は変えません。ただ、1つだけデメリットがあるとしたら、僕が好きなホラーや過激なミステリの紹介に偏りがちになってしまうところです…。 「紹介する作品は、ホラーやミステリに偏りがち」と話す、けんごさんですが、時にはこんな1冊を紹介することも。 出典:けんご📚小説紹介 動画はこちら けんごさんが取り上げたのは、世界的にも有名でドラマ化もされた、小説家のダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』です。 作品の冒頭は、誤字だらけだといいます。その理由は、32歳になっても幼児程度の知能しか持ち合わせていない主人公の経過報告をもとに書かれているからです。 そんな主人公と、ねずみのアルジャーノンを中心にしたヒューマンストーリー。けんごさんは「何度読んでも泣けます」と力説します。 幅広いジャンルの小説を紹介するけんごさんに、どのような人に「動画を見てもらいたい」と思うのか、うかがいました。 けんごさん フォロワー・チャンネル登録者の方はもちろん、主に読書に興味がない人・苦手意識を持つ人に見てもらいたいです。それに加え、10代を中心とした若い世代の方にも届けたいと思っています。 けんごさん 僕自身、小説を読み始めたのが大学1年生の頃だったので、幼少期から高校生までの読書体験がありません。僕が、その期間に本を読んでいなかったぶん、動画を見てくれる若い世代の方々の本を読むきっかけになりたいと考えます。 『けんご小説紹介』ならば、手軽に見られるショート動画かつ、切り口も斬新なので、世代を問わずに読書への入り口になることでしょう。 最後に、今後の展望についても聞きました。 けんごさん SNSは流行り廃りのスピードが異常に早いので、本音をいうと生き残ることで精一杯です。5年後も10年後も、もしプラットフォームが変わったとしても、同様の活動をしていきたいと思います。 「紹介がうますぎる」「全部読みたくなる」「絶対読まないジャンルの本でも、興味がわく」といった声が続出している、けんごさんのショート動画。 今後も、同チャンネルの動画をきっかけに、読書をする人が増えていきそうですね! [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 けんご📚小説紹介 チャンネル登録者数:39万3000人 再生回数: 1億8485万8929回 この記事をシェアする Share Post LINE
ホラーやちょっと過激なミステリを中心に、幅広いジャンルの小説を紹介している、けんごさんのYouTubeチャンネル『けんご小説紹介』。
思わず興味をそそられる、秀逸な解説に定評があります。
例えば、こちらの動画では、冒頭から3千円を手に持った、けんごさんが登場します。
つい最後まで見てしまう、けんごさんの魔法のようなトーク力にご注目ください!
出典:けんご📚小説紹介 動画はこちら
動画内でけんごさんが紹介するのは、小説家の原田ひ香さんの『三千円の使いかた』という小説。
冒頭で、けんごさんは3千円を見せながら「3千円は大金だと思いますか?」と視聴者に問いかけます。
続いて「この3千円を自由に使えるとしたら、どう使いますか?」と質問。けんごさんからの問いかけに、あなたはどう答えますか。
『三千円の使いかた』は、さまざまな年代の女性が抱えるお金の悩みに焦点をあてた、家族の物語です。
けんごさんは「大学生、もしくはそれ以下の人にとっては、将来を生きる財産のような1冊になるはず」と解説しています。
登場人物たちは、3千円をどう使うのでしょうか。気になる結末は…ぜひ手に取ってみてください!
ショート動画で、小説を解説する『けんご小説紹介』にインタビュー
2023年12月現在、数多くのショート動画を投稿している『けんご小説紹介』。ショート動画で、作品を紹介する意図は何なのでしょうか。
通常の動画は、基本的にサムネイルやタイトルを見て、興味がある人がクリックして動画を視聴されると思います。
そうすると、必然的に小説に興味がある人ばかりが視聴者になりやすいです。
僕の目的は『小説に興味がない人』『活字が苦手な人』に小説の魅力を届けることなので、ショート動画がもっとも親和性が高いと思い、紹介動画を投稿しています。
ターゲットを絞り、対象者にもっとも刺さると考えた方法が、ショート動画だったのですね。紹介する小説は、どのような基準で選んでいるのでしょう。
自分が「面白い・好き」と思ったか。これに尽きます。
ありがたいことに、PR動画投稿のご依頼もいただくようになりましたが、お仕事であってもそのスタンスは曲げていません。だから、断ることのほうが多いです。
面白いと思った小説を、視聴者の方に届けることが目的なので、今後もこの方針は変えません。
ただ、1つだけデメリットがあるとしたら、僕が好きなホラーや過激なミステリの紹介に偏りがちになってしまうところです…。
「紹介する作品は、ホラーやミステリに偏りがち」と話す、けんごさんですが、時にはこんな1冊を紹介することも。
出典:けんご📚小説紹介 動画はこちら
けんごさんが取り上げたのは、世界的にも有名でドラマ化もされた、小説家のダニエル・キイスの名作『アルジャーノンに花束を』です。
作品の冒頭は、誤字だらけだといいます。その理由は、32歳になっても幼児程度の知能しか持ち合わせていない主人公の経過報告をもとに書かれているからです。
そんな主人公と、ねずみのアルジャーノンを中心にしたヒューマンストーリー。けんごさんは「何度読んでも泣けます」と力説します。
幅広いジャンルの小説を紹介するけんごさんに、どのような人に「動画を見てもらいたい」と思うのか、うかがいました。
フォロワー・チャンネル登録者の方はもちろん、主に読書に興味がない人・苦手意識を持つ人に見てもらいたいです。
それに加え、10代を中心とした若い世代の方にも届けたいと思っています。
僕自身、小説を読み始めたのが大学1年生の頃だったので、幼少期から高校生までの読書体験がありません。
僕が、その期間に本を読んでいなかったぶん、動画を見てくれる若い世代の方々の本を読むきっかけになりたいと考えます。
『けんご小説紹介』ならば、手軽に見られるショート動画かつ、切り口も斬新なので、世代を問わずに読書への入り口になることでしょう。
最後に、今後の展望についても聞きました。
SNSは流行り廃りのスピードが異常に早いので、本音をいうと生き残ることで精一杯です。
5年後も10年後も、もしプラットフォームが変わったとしても、同様の活動をしていきたいと思います。
「紹介がうますぎる」「全部読みたくなる」「絶対読まないジャンルの本でも、興味がわく」といった声が続出している、けんごさんのショート動画。
今後も、同チャンネルの動画をきっかけに、読書をする人が増えていきそうですね!
[文・構成/GLUGLU編集部]