「着陸と離陸、どっちが緊張する?」 JALのパイロットの回答は… 旅行・おでかけ By - GLUGLU編集部 更新:2024-02-02 Share Post LINE はてな ※写真はイメージ 空の移動に使う飛行機。フライト中、みなさんは何をしているでしょうか。 本を読んだり、映画を見たり、睡眠を取ったり…。人それぞれのフライト時間を過ごしているでしょう。 では、フライト中にパイロットはどんなことをしているのか、気になったことはありませんか。 日本航空(以下、JAL)のYouTubeチャンネル『JAL、サブチャンネルはじめました。』では、現役パイロットに一問一答を実施。 フライト中のことも質問に上がっていますよ! 動画はこちら パイロットはフライト中何してる? 視聴者から募集した質問に、JALの現役パイロットの窪田さんと和田さんが答えています。 冒頭から「上空では何してる?」という質問を投げかけられました。実はこれ、前回窪田さんが「よく聞かれる」と話していた質問なのです。 窪田さんは「基本的にパイロットは、高度を変えるか、スピードを出すか、経路を変えるかという選択肢が常にある」と話します。 その中で、いかに揺れが少なく定刻に着くかを考えて操縦しているそうです。 定刻までの時間は、離陸のタイミングで変わります。出発が遅れれば、それだけ定刻までの時間が短くなるのです。 そのため、出発が遅れたらスピードを上げるなどをしていますが、パイロットができる時間の短縮は10分ほど。 国際線の場合は、長時間のためいろいろな手法で時間を詰められますが、国内線は縮められても1~2分だといいます。 パイロットは、あの手この手を使って秒単位で定刻に間に合うように飛んでいると話していました。 ほかに上空では、常に管制官とやりとりをしており、ほかの飛行機との間隔や、近付いた時の対処法をよく話しているそうです。 JALのパイロットに質問!着陸と離陸どっちが緊張する? また、5歳の男の子から寄せられたのは「ゴーアラウンドを経験してみたい。ゴーアラウンドの時は緊張する?」という質問。 ゴーアラウンドとは、風向きなどの理由で安全に着陸ができず、やり直すことをいいます。 和田さんは「訓練でも毎回やっているので、ゴーアラウンドになっても焦らない。離着陸と同じ感覚」と話していました。 ※写真はイメージ 視聴者からは「離陸と着陸どっちが緊張する?」といった質問も寄せられたそうです。 2人とも、「離陸のほうが緊張する」と回答。 離陸の時は、燃料をたくさん積んでいて重いため、よりパワーを出さないといかず、瞬時の判断が求められるからだといいます。 また、着陸はエネルギーが低い状態のため操作をして変えることができますが、離陸は一刻を争うので難しいそう。 窪田さんは、「離陸はスピードが0の状態からエネルギーを増やすまでの時間が短く、滑走路の長さも決まっているので緊張する」と着陸と離陸の違いを語りました。 『JAL、サブチャンネルはじめました。』では、ほかにも飛行機や旅行に関する情報が発信されていますよ。飛行機に乗って旅行する前に、一度見てみてくださいね。 『JAL、サブチャンネルはじめました。』に関する記事はこちら [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 JAL、サブチャンネルはじめました。 チャンネル登録者数:16万人 再生回数: 2235万1756回 関連ワード 日本航空(JAL)飛行機 この記事をシェアする Share Post LINE
空の移動に使う飛行機。フライト中、みなさんは何をしているでしょうか。
本を読んだり、映画を見たり、睡眠を取ったり…。人それぞれのフライト時間を過ごしているでしょう。
では、フライト中にパイロットはどんなことをしているのか、気になったことはありませんか。
日本航空(以下、JAL)のYouTubeチャンネル『JAL、サブチャンネルはじめました。』では、現役パイロットに一問一答を実施。
フライト中のことも質問に上がっていますよ!
動画はこちら
パイロットはフライト中何してる?
視聴者から募集した質問に、JALの現役パイロットの窪田さんと和田さんが答えています。
冒頭から「上空では何してる?」という質問を投げかけられました。実はこれ、前回窪田さんが「よく聞かれる」と話していた質問なのです。
窪田さんは「基本的にパイロットは、高度を変えるか、スピードを出すか、経路を変えるかという選択肢が常にある」と話します。
その中で、いかに揺れが少なく定刻に着くかを考えて操縦しているそうです。
定刻までの時間は、離陸のタイミングで変わります。出発が遅れれば、それだけ定刻までの時間が短くなるのです。
そのため、出発が遅れたらスピードを上げるなどをしていますが、パイロットができる時間の短縮は10分ほど。
国際線の場合は、長時間のためいろいろな手法で時間を詰められますが、国内線は縮められても1~2分だといいます。
パイロットは、あの手この手を使って秒単位で定刻に間に合うように飛んでいると話していました。
ほかに上空では、常に管制官とやりとりをしており、ほかの飛行機との間隔や、近付いた時の対処法をよく話しているそうです。
JALのパイロットに質問!着陸と離陸どっちが緊張する?
また、5歳の男の子から寄せられたのは「ゴーアラウンドを経験してみたい。ゴーアラウンドの時は緊張する?」という質問。
ゴーアラウンドとは、風向きなどの理由で安全に着陸ができず、やり直すことをいいます。
和田さんは「訓練でも毎回やっているので、ゴーアラウンドになっても焦らない。離着陸と同じ感覚」と話していました。
※写真はイメージ
視聴者からは「離陸と着陸どっちが緊張する?」といった質問も寄せられたそうです。
2人とも、「離陸のほうが緊張する」と回答。
離陸の時は、燃料をたくさん積んでいて重いため、よりパワーを出さないといかず、瞬時の判断が求められるからだといいます。
また、着陸はエネルギーが低い状態のため操作をして変えることができますが、離陸は一刻を争うので難しいそう。
窪田さんは、「離陸はスピードが0の状態からエネルギーを増やすまでの時間が短く、滑走路の長さも決まっているので緊張する」と着陸と離陸の違いを語りました。
『JAL、サブチャンネルはじめました。』では、ほかにも飛行機や旅行に関する情報が発信されていますよ。飛行機に乗って旅行する前に、一度見てみてくださいね。
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[文・構成/GLUGLU編集部]