ジーンズの裾を直したい時は裾上げせず…? プロが教える穴塞ぎやポケットの直し方 クラフト・アート By - GLUGLU編集部 更新:2023-04-13 Share Post LINE はてな 千葉県柏市にあるジーンズ専門のリペア店『Jeans Repair GOEMON』。 YouTubeチャンネル『Jeans Repair GOEMON-Channel』では、店の店の工房や、ジーンズのリペアにまつわることを紹介しています。 自分のジーンズを直したい人や、同業のプロにも分かりやすいハウツー動画を配信。 お直し方法は、店主のタローさんが、すべて独自に編み出してきたものだといいます。 ジーンズの穴を塞ぐ方法をチェック! 「ヒザの部分の穴を塞ぐ方法は、素人でもやりやすく達成感もある」という、タローさん。 こちらの動画で、ジーンズの穴を塞ぐ方法を紹介しています。 出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら しつけ糸の束をデニムの横糸に見立てて直すのが、GOEMON流なのだとか。 糸はグレーと、少し淡い青を使っていました。糸選びについてタローさんに聞いてみると、ジーンズに青色の糸はあまり使わないそうです。 タローさん 穴塞ぎの糸選びに関しては、基本的にはグレーの中で選ぶことが多いです。『ジーンズ=青』と思われがちですが、青は、ほぼ使用しません。 20色前後のグレーの糸を使用することが多いです。 ジーンズを自分で直そうと思っていた人は、青ではなくグレーの糸を用意したほうがよさそうですね。 ちなみに糸の太さは、裾上げと穴塞ぎでは異なるそうなので、自分が直したいものに合わせて糸を選ぶといいかもしれません。 ジーンズの裾のダメージは、裾上げをしなくても直せる パンツの裾にダメージができてしまった時は、裾上げをしなくても直すことができるといいます。 こちらは、ジーンズの裾の直し方を紹介していますよ。 出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら リペアの方法によって仕上がりが格段に変わるといいます。 タローさんによると、ジーンズの裾上げは、素人には難しい技術を要するため、お店に頼んだほうがいいそうです。 タローさん 大抵のモノはお店に頼んだほうがいいとは思います。「裾上げくらいは…」とみなさん思われがちですが、まっすぐに直線を縫うことは難しくて、歪むと目立つので実は裾上げは技術を要します。 ただ、先ほど紹介した穴を塞ぐ方法は、味にもなるため自分でやってみることをおすすめしていました。 タローさん ジーンズの穴塞ぎは、仕上がりの見た目が多少悪くても『味』ととらえることができ、愛着がわく人も多いと思うので、自分でやってみるといいかと思います。でも、見た目や、その後の強度などクオリティーを考えると専門店に頼むほうがいいと思います。 ジーンズのポケットの修理方法 長年愛用していると、ジーンズのポケットが破れてしまうこともあるでしょう。 自分でジーンズのポケットを修理する方法を、こちらの動画で紹介しています。 出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら ポケットの入り口付近に開いた穴は、ジーンズ専門のリペア店に任せてしまったほうがいいとのこと。 底部分の穴は、自分で塞げるので、「自力で修理したい!」という人はチャレンジしてみてくださいね。 このように、無料でジーンズのお直し方法を教えているタローさんですが、お店として修理依頼が増えたほうがいいこともあるでしょう。 自分で直せる人が増えたら、お店に依頼する人が減ってしまうのではないかと思いますが、タローさんはこのように考えていました。 タローさん 「自分で直してしまおう」と考える人が増えるといいと思っています。自分でやってみないと難しさも分からないでしょう。私が公開している方法は、何者からも学ばずに自分で確立させていった方法なので、それをほかの人に先に公開されるのも悔しいですからね。 以前、タローさんはYouTubeで、人気のあるYouTuberさんが誤ったジーンズの修理方法を公開していたのを見たそうです。 そのため「きちんとした理屈と方法を知ってほしい」という想いも込められているといいます。 タローさん 現在はジーンズのリペアのことを中心に投稿しておりますが、世間における、洋服リペア職の立場が低いと感じるので、その流れを変えるきっかけにする何かができればと漠然と考えています。 ジーンズを自分で直せば、味が出て愛着がわくかもしれませんね。 一方で、間違った方法で直したり、無理やり自分で修理したりしてしまうと、残念な仕上がりになることも考えられます。 「このぐらいの修理なら味になっていいかな」と考えながら、リペアを楽しんでみてくださいね。 [文・構成/GLUGLU編集部] チャンネル情報 Jeans Repair GOEMON-Channel チャンネル登録者数:1万1600人 再生回数: 186万4435回 関連ワード お直し この記事をシェアする Share Post LINE
千葉県柏市にあるジーンズ専門のリペア店『Jeans Repair GOEMON』。
YouTubeチャンネル『Jeans Repair GOEMON-Channel』では、店の店の工房や、ジーンズのリペアにまつわることを紹介しています。
自分のジーンズを直したい人や、同業のプロにも分かりやすいハウツー動画を配信。
お直し方法は、店主のタローさんが、すべて独自に編み出してきたものだといいます。
ジーンズの穴を塞ぐ方法をチェック!
「ヒザの部分の穴を塞ぐ方法は、素人でもやりやすく達成感もある」という、タローさん。
こちらの動画で、ジーンズの穴を塞ぐ方法を紹介しています。
出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら
しつけ糸の束をデニムの横糸に見立てて直すのが、GOEMON流なのだとか。
糸はグレーと、少し淡い青を使っていました。糸選びについてタローさんに聞いてみると、ジーンズに青色の糸はあまり使わないそうです。
穴塞ぎの糸選びに関しては、基本的にはグレーの中で選ぶことが多いです。『ジーンズ=青』と思われがちですが、青は、ほぼ使用しません。
20色前後のグレーの糸を使用することが多いです。
ジーンズを自分で直そうと思っていた人は、青ではなくグレーの糸を用意したほうがよさそうですね。
ちなみに糸の太さは、裾上げと穴塞ぎでは異なるそうなので、自分が直したいものに合わせて糸を選ぶといいかもしれません。
ジーンズの裾のダメージは、裾上げをしなくても直せる
パンツの裾にダメージができてしまった時は、裾上げをしなくても直すことができるといいます。
こちらは、ジーンズの裾の直し方を紹介していますよ。
出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら
リペアの方法によって仕上がりが格段に変わるといいます。
タローさんによると、ジーンズの裾上げは、素人には難しい技術を要するため、お店に頼んだほうがいいそうです。
大抵のモノはお店に頼んだほうがいいとは思います。
「裾上げくらいは…」とみなさん思われがちですが、まっすぐに直線を縫うことは難しくて、歪むと目立つので実は裾上げは技術を要します。
ただ、先ほど紹介した穴を塞ぐ方法は、味にもなるため自分でやってみることをおすすめしていました。
ジーンズの穴塞ぎは、仕上がりの見た目が多少悪くても『味』ととらえることができ、愛着がわく人も多いと思うので、自分でやってみるといいかと思います。
でも、見た目や、その後の強度などクオリティーを考えると専門店に頼むほうがいいと思います。
ジーンズのポケットの修理方法
長年愛用していると、ジーンズのポケットが破れてしまうこともあるでしょう。
自分でジーンズのポケットを修理する方法を、こちらの動画で紹介しています。
出典:Jeans Repair GOEMON-Channel 動画はこちら
ポケットの入り口付近に開いた穴は、ジーンズ専門のリペア店に任せてしまったほうがいいとのこと。
底部分の穴は、自分で塞げるので、「自力で修理したい!」という人はチャレンジしてみてくださいね。
このように、無料でジーンズのお直し方法を教えているタローさんですが、お店として修理依頼が増えたほうがいいこともあるでしょう。
自分で直せる人が増えたら、お店に依頼する人が減ってしまうのではないかと思いますが、タローさんはこのように考えていました。
「自分で直してしまおう」と考える人が増えるといいと思っています。自分でやってみないと難しさも分からないでしょう。
私が公開している方法は、何者からも学ばずに自分で確立させていった方法なので、それをほかの人に先に公開されるのも悔しいですからね。
以前、タローさんはYouTubeで、人気のあるYouTuberさんが誤ったジーンズの修理方法を公開していたのを見たそうです。
そのため「きちんとした理屈と方法を知ってほしい」という想いも込められているといいます。現在はジーンズのリペアのことを中心に投稿しておりますが、世間における、洋服リペア職の立場が低いと感じるので、その流れを変えるきっかけにする何かができればと漠然と考えています。
ジーンズを自分で直せば、味が出て愛着がわくかもしれませんね。
一方で、間違った方法で直したり、無理やり自分で修理したりしてしまうと、残念な仕上がりになることも考えられます。
「このぐらいの修理なら味になっていいかな」と考えながら、リペアを楽しんでみてくださいね。
[文・構成/GLUGLU編集部]