2時間待ちの大人気ホットドッグに込められた、店主の『まごころ』とは

料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:

九州有数の大都市、福岡県福岡市。

この町ならではのグルメといわれたら、豚骨ラーメンや明太子などを思い浮かべる人は多いでしょう。

ですが、実はこの町に全国3位の絶品ホットドッグがあるのを知っていますか。

同市中央区にある西公園の展望台で、多くの人から愛されること半世紀。『今屋のハンバーガー』の1日に迫るドキュメンタリーをご覧ください。

福岡の町で半世紀以上愛される、ホットドッグ店のポリシーとは

『今屋のハンバーガー』の1日は、朝5時半からスタートします。

店主の今崎さんが1972年に開店して以来、毎朝1人で準備をしているのだとか。

拭き掃除を終え、朝食のパンを焼いたら、看板猫のクロちゃんと看板犬のモモちゃんに朝ご飯をあげるのも、大切なルーティンの一部です。

「身体にいいものを使わないとね」と語る今崎さんは、食材にもこだわっています。

例えば、メニューに使用している白いフランクフルトは、防腐剤や着色料を使っていないものを取り寄せているのだとか。

一方、メニューの値段は20年以上変わっていないといいます。「安くて何回も来てもろうたほうが得だ」という、今崎さんの考えがあるからです。

「仕事は毎日疲れるけど…」 笑顔が素敵な店主の一品を求めて

カメラマンから「仕事で疲れることはないんですか?」と尋ねられ、「毎日疲れるけど、自分の仕事だからストレスが溜まらない」と返事した、今崎さん。

仕事のやりがいについて聞かれると、「お客さんから『おいしかった』『おいしいよ』といわれること。まあ、お世辞をいう人もいるから話半分で聞いているけれど(笑)」と、チャーミングな笑顔を浮かべます。

「価格は安くても、手を抜かず、おいしいホットドッグを焼けばお客さんは来てくれる」といい、バイクで食材の仕入れに向かいました。

仕入れから戻ってくると、店先には朝一番の客が。それを見た今崎さんは「ちょっと早めに開けなきゃ」と、急いで着替えます。

この日は、天気のいい日曜日。やわらかな日差しの中、『今屋のハンバーガー』の忙しい1日が始まろうとしていました…。

【ネットの声】

・人にも、動物にも、植物にも優しい。命あるものをいつくしむ、素敵な店主。永遠に幸せでいてほしい。

・ご主人の夢は、私利私欲ではなく、「困っている人のために何かしてあげたい」って気持ちからなんですね。すごいです。

・お客さんはホットドッグを食べに来ているだけでなく、今崎さんに会うためにも来ているのでしょうね。

・「こんなに人柄があふれ出ている映像は、ほかにあるのかな…」っていうくらい、あったかくて泣いちゃう。

同県で唯一『日本さくら名所100選』に選ばれているという、西公園。

市内を見渡せる眺めのいい広場で、ホットドッグをほおばってみてはいかがでしょうか。


[文・構成/GLUGLU編集部]

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Japanese Kitchen Tour

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