薄力粉でパンは作れる? 強力粉との違いや3つの注意点をプロが解説

料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:

YouTubeチャンネル『パン作りの教科書 / ナオキパン channel』の写真

パン作りを研究している、ナオキパンさんのYouTubeチャンネル『パン作りの教科書 / ナオキパン channel』。

「パンをおいしく作れるようになればなるほど、もっと楽しくなります!」と語るナオキパンさんが、パン作りのコツやレシピを解説しています。

投稿されている動画は、動く教科書のようで、これからパン作りを始めようとしている人や、もっとパンを上手に作りたい人など幅広いベイカーにおすすめです。

薄力粉でパンは作れる?

パン作りには、小麦粉が欠かせません。小麦粉の中でも、強力粉を使ってパンを作るのが一般的です。

ですが、お菓子作りなどにも使える薄力粉を活用したい人もいるかもしれません。

薄力粉でパンを作ることはできるのでしょうか。強力粉との違いに注目して、解説しています。

薄力粉と強力粉の違いは、生地の骨格となるたんぱく質の量が違うといいます。

パンをより大きく高く膨らませるために、強力粉を使うことが多いのだとか。

薄力粉は、強力粉よりたんぱく質が少ないので口どけと甘みが優れています。

昭和初期は、家庭でパンを作る時は薄力粉を使うことが多かったことから「懐かしいパン」と思う人もいるかもしれません。

薄力粉でパンを作る時の注意点が、3つあります。

まずは、水分量に気を付けましょう。強力粉と同じ水分だと柔らかすぎて難易度が上がるそうです。

2つ目は、こねすぎに注意しましょう。薄力粉を使うと、あっという間に生地が完成してしまいます。

ベストタイミングを逃して、こね続けると生地が壊れていくため、一瞬を見逃さないようにしましょう。

3つ目は、生地の緩みに注意です。詳しい説明は動画で確認してくださいね。

塩の量を変えるとパンはどうなる?

同チャンネルで人気なのは、検証企画。

こちらの動画では、パンを作る時に入れる塩の量を変えると、どのような変化があるのかを検証しています。

動画では、無塩・基準値の量の塩・基準値の2倍の量の塩で比較しています。

「無塩の生地はべたつきが少なく感じた」という、ナオキパンさん。

一方で、2倍の量にした生地は、べちゃべちゃとする時間が長かったそうです。

しかし、完成した生地は真逆の感触だったとのこと。無塩の生地はべたつき、2倍の量にした生地はサラサラだったといいます。

では、発酵を比較するとどうでしょうか。塩を減らすと早くなり、塩を増やすと遅くなったのだとか。

気になる焼き上がりでは、どのような差が出るのでしょうか…。動画では、焼き上がりの差や、なぜ違いが出るかを解説しているので、塩の量を調整したいと考えている人は参考にしてみてくださいね。

パンがパサつかないようにするためには?

せっかく作ったパンがパサついてしまい、翌日にはおいしくなくなってしまうことはありませんか。

なぜ、すぐにパサついてしまうのでしょうか…。その理由を、ナオキパンさんが解説しています。

まず最初に考えられるのが、水分不足。例えばレシピで60~70㎖と書かれている場合、60㎖にすると水分不足になることがあるそうです。

しかし、初心者には最適な水分量が分からないこともありますよね。ナオキパンさんに相談すれば、可能な限り答えてくれるといいます。

パサつく原因として、粉を入れすぎている可能性もあるのだとか。「べたつきがあるから…」といって、粉を入れすぎると、結果的に粉の量が多くなってしまいます。

ほかにも、焼き時間が適正でなかったり、デンプンと水を結合する『水和』が不足していたり、袋詰めのタイミングが悪かったりといった原因が挙げられていました。

動画を見て、パサつく原因を特定し、翌日以降もおいしく食べられるようにしたいですね。

パン職人にも役立つ動画が投稿されている『パン作りの教科書 / ナオキパン channel』。

動画を見て、パン作りに生かしてみてくださいね。


[文・構成/GLUGLU編集部]

チャンネル情報

パン作りの教科書 / ナオキパン channel

パン作りの教科書 / ナオキパン channel

  • チャンネル登録者数:1万8600人
  • 再生回数: 209万7992回
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