京都の料亭で修業した元料理人が、スイーツ系YouTuberへ転身 どん底から始めたYouTubeは… 料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:2023-04-24 Share Post LINE はてな 2023年4月現在、チャンネル登録者約55万人のYouTubeチャンネル『ゆう スイーツ研究家』。 GLUGLUでは、たびたび『ゆう スイーツ研究家』のレシピ動画を紹介してきました。 『ゆう スイーツ研究家』に関する記事はこちら 総再生回数は5600万回以上を誇り、さらにテレビにも出演するなど、スイーツ系YouTuberとして大人気の、ゆうさん。 しかし、現在の活躍に至るまでには、知られざる苦悩があったのです。 GLUGLUは、ゆうさんにインタビューを実施。YouTuberになったきっかけや、今後の目標などをうかがいました。 スイーツ研究家・ゆうって何者なの? 京都府京丹後市で暮らしながら、1週間に3回、YouTubeを更新している、ゆうさん。 動画は、ゆうさんと、ゆうさんの弟さん、編集スタッフの3人で作っているといいます。 ゆうさんは、京丹後市の地域おこし協力隊員としても活動。 同年秋頃に、京丹後市に大判焼き店をオープンさせることを目標にしているそうです。 スイーツ研究家・ゆう、当初は料理動画を投稿 2019年頃から動画を投稿し始めた、ゆうさん。 しかし、最初はまったく再生数が伸びなかったと語ります。 ゆうさん YouTubeを始めて2年ぐらいは、特に何も変化はありませんでした。その後からちょっとずつ数字が伸び始めた感じ。 ゆうさん ずっと投稿してたけど、あまりバズらなかったですね。 まったく数字が伸びなくて、本当に1円も生まれなかった。 当初、ゆうさんは料理動画を投稿していました。 今ではスイーツ系YouTuberとして知名度がある、ゆうさんですが実は元料理人。京都の料亭で修業をして、日本料理を作っていた経験がありました。 そのため、過去の動画では、料理人が腕を振るう『ワンプレート朝食』などといった料理を見ることができます。 出典:ゆう スイーツ研究家 動画はこちら 「お菓子作りもやってみようかなと思いつき、始めてみたら数字が伸びました」と話す、ゆうさん。 しかし、お菓子作りは、もともとやったことがありませんでした。 ゆうさん 日本料理とお菓子作りは、似てるところはあるんですけれど、視聴者さんから「手付きがパティシエさんじゃないよね」ってよくいわれました。 「正直にいうと、料理を作ってる時のほうが楽しい」と語る、ゆうさんが、スイーツ系YouTuberの道を選んだのはこのような理由がありました。 ゆうさん 料理系は、あまり見てもらえないんですよね…。 やりたいことと、見てもらえるものは違うけど、『お金に変わる』というのはそういうことなのかなと受け入れられるようになりました。 YouTubeを始めた壮絶なキッカケ GLUGLU編集部が、YouTubeを始めたきっかけを聞くと、突然考え込んだゆうさん。 実は、YouTubeを始めるまでに壮絶な経験があったのです。 ゆうさん 僕、京都府でラーメン店をやっていたんです。 2店舗構えていて、3店舗を開店させるかというところで、一緒にやっていた人と揉めてしまいました。 その時に結構大きめの借金を負ったんですよね。それで宿なし・職なしの状態で、ただのニートになったんですよ。 ゆうさん 揉めた人と一緒に住んでいたので、まず宿がなくなって、店を辞めているので収入も仕事もなくなって。 それで借金も負ったので、相当ヤバイ状態になりました。そこから弟に泣きついて、一緒に住ませてもらうことに。 ゆうさん ラーメン店をやっている時から、「YouTube来てるんちゃうん?」って思ってたんですよね。 まだ手を出さない状態だったんですけど、YouTuberのヒカルさんが出てきた頃で影響を受けて始めたのがきっかけです。 YouTuberとして有名になると、周囲は手のひらを返すように対応が変わったといいます。 ゆうさん テレビとかに出演させていただく機会もあったんですけど、そうすると今まで高校卒業して、1回も連絡を取っていない人から連絡が来るとか…。 ごたごたがあった中で人のいいところも見えましたし、悪いところもや見えたので、人間不信にもなりました。 ゆうさん やっぱり、借金を負うと、人は離れていくし…。 お店を潰したくなかったんですけど、潰さざるを得なくなったら、これまで仲よかった人と全然連絡つかなくなって。 ゆうさん 僕の行いも悪かったんだろうとは思います。でも正直、信用してた人は、僕だけが信用してたんだなとか。「人って結構やっぱり薄情な生き物なんやな」みたいな状態にもなりました。 ゆうさん それでYouTubeを始めた時に助けてくれたのは家族だったので、弟、父親、母親は一番親身になって助けてくれて「家族ってやっぱ大切なんやな」と学びました。 一緒にYouTubeを作っている弟にいわせれば「笑わせるわ」って思うかもしれないですけど、感謝はしてます。 ゆうさんは、家族だけでなく編集を手伝ってくれるスタッフや、視聴者にも感謝の言葉を口にしていました。 YouTuberになってから「見える世界が変わった」と話す、ゆうさん。その内容を具体的に聞いてみました。 ゆうさん 一番は、承認欲求がなくなったというか、あんまり嫉妬しなくなったっていう点ですかね。 田舎育ちなので、『ひと財産築いて田舎に帰る』みたいな気持ちもあったんですけど、いろいろ経験してみて「ちょっと浅はかだな」と感じました。 次のページスイーツ研究家・ゆう、YouTubeを始めても続く試練 1 2 チャンネル情報 ゆう スイーツ研究家 チャンネル登録者数:54万3000人 再生回数: 6319万6645回 関連ワード ゆう スイーツ研究家インタビュースイーツ この記事をシェアする Share Post LINE
2023年4月現在、チャンネル登録者約55万人のYouTubeチャンネル『ゆう スイーツ研究家』。
GLUGLUでは、たびたび『ゆう スイーツ研究家』のレシピ動画を紹介してきました。
『ゆう スイーツ研究家』に関する記事はこちら
総再生回数は5600万回以上を誇り、さらにテレビにも出演するなど、スイーツ系YouTuberとして大人気の、ゆうさん。
しかし、現在の活躍に至るまでには、知られざる苦悩があったのです。
GLUGLUは、ゆうさんにインタビューを実施。YouTuberになったきっかけや、今後の目標などをうかがいました。
スイーツ研究家・ゆうって何者なの?
京都府京丹後市で暮らしながら、1週間に3回、YouTubeを更新している、ゆうさん。
動画は、ゆうさんと、ゆうさんの弟さん、編集スタッフの3人で作っているといいます。
ゆうさんは、京丹後市の地域おこし協力隊員としても活動。
同年秋頃に、京丹後市に大判焼き店をオープンさせることを目標にしているそうです。
スイーツ研究家・ゆう、当初は料理動画を投稿
2019年頃から動画を投稿し始めた、ゆうさん。
しかし、最初はまったく再生数が伸びなかったと語ります。
YouTubeを始めて2年ぐらいは、特に何も変化はありませんでした。その後からちょっとずつ数字が伸び始めた感じ。
ずっと投稿してたけど、あまりバズらなかったですね。 まったく数字が伸びなくて、本当に1円も生まれなかった。
当初、ゆうさんは料理動画を投稿していました。
今ではスイーツ系YouTuberとして知名度がある、ゆうさんですが実は元料理人。京都の料亭で修業をして、日本料理を作っていた経験がありました。
そのため、過去の動画では、料理人が腕を振るう『ワンプレート朝食』などといった料理を見ることができます。
出典:ゆう スイーツ研究家 動画はこちら
「お菓子作りもやってみようかなと思いつき、始めてみたら数字が伸びました」と話す、ゆうさん。
しかし、お菓子作りは、もともとやったことがありませんでした。
日本料理とお菓子作りは、似てるところはあるんですけれど、視聴者さんから「手付きがパティシエさんじゃないよね」ってよくいわれました。
「正直にいうと、料理を作ってる時のほうが楽しい」と語る、ゆうさんが、スイーツ系YouTuberの道を選んだのはこのような理由がありました。
料理系は、あまり見てもらえないんですよね…。
やりたいことと、見てもらえるものは違うけど、『お金に変わる』というのはそういうことなのかなと受け入れられるようになりました。
YouTubeを始めた壮絶なキッカケ
GLUGLU編集部が、YouTubeを始めたきっかけを聞くと、突然考え込んだゆうさん。
実は、YouTubeを始めるまでに壮絶な経験があったのです。
僕、京都府でラーメン店をやっていたんです。 2店舗構えていて、3店舗を開店させるかというところで、一緒にやっていた人と揉めてしまいました。
その時に結構大きめの借金を負ったんですよね。それで宿なし・職なしの状態で、ただのニートになったんですよ。
揉めた人と一緒に住んでいたので、まず宿がなくなって、店を辞めているので収入も仕事もなくなって。
それで借金も負ったので、相当ヤバイ状態になりました。そこから弟に泣きついて、一緒に住ませてもらうことに。
ラーメン店をやっている時から、「YouTube来てるんちゃうん?」って思ってたんですよね。
まだ手を出さない状態だったんですけど、YouTuberのヒカルさんが出てきた頃で影響を受けて始めたのがきっかけです。
YouTuberとして有名になると、周囲は手のひらを返すように対応が変わったといいます。
テレビとかに出演させていただく機会もあったんですけど、そうすると今まで高校卒業して、1回も連絡を取っていない人から連絡が来るとか…。
ごたごたがあった中で人のいいところも見えましたし、悪いところもや見えたので、人間不信にもなりました。
やっぱり、借金を負うと、人は離れていくし…。
お店を潰したくなかったんですけど、潰さざるを得なくなったら、これまで仲よかった人と全然連絡つかなくなって。
僕の行いも悪かったんだろうとは思います。でも正直、信用してた人は、僕だけが信用してたんだなとか。
「人って結構やっぱり薄情な生き物なんやな」みたいな状態にもなりました。
それでYouTubeを始めた時に助けてくれたのは家族だったので、弟、父親、母親は一番親身になって助けてくれて「家族ってやっぱ大切なんやな」と学びました。
一緒にYouTubeを作っている弟にいわせれば「笑わせるわ」って思うかもしれないですけど、感謝はしてます。
ゆうさんは、家族だけでなく編集を手伝ってくれるスタッフや、視聴者にも感謝の言葉を口にしていました。
YouTuberになってから「見える世界が変わった」と話す、ゆうさん。その内容を具体的に聞いてみました。
一番は、承認欲求がなくなったというか、あんまり嫉妬しなくなったっていう点ですかね。
田舎育ちなので、『ひと財産築いて田舎に帰る』みたいな気持ちもあったんですけど、いろいろ経験してみて「ちょっと浅はかだな」と感じました。