東京消防庁が警鐘 「余ったから…」といってアルカリ性の洗剤を持ち帰ると…?

学習 By - GLUGLU編集部 更新:

洗剤の写真
※写真はイメージ

12月は1年を締めくくる月。大掃除をする人も多いでしょう。

その際に気を付けてほしいのが、アルカリ性の洗剤の扱いです。

掃除によく使う電解水や、重曹などといったものが弱アルカリ性洗剤の洗剤に当てはまります。

カビを落とす時に使う塩素系漂白剤もアルカリ性の洗剤の1つ。汚れが落ちやすいので、掃除をする時には重宝する洗剤ですよね。

アルミ缶にアルカリ性の洗剤を入れるのは超危険!

2023年5月、強いアルカリ性の洗剤をアルミ缶に保管し持ち歩いていたところ、破裂する事故が発生。この事故で2人がケガをしました。

東京消防庁は、アルカリ性の洗剤をアルミ缶に入れる危険性をYouTubeで配信。

この動画を見れば、どのぐらい爆発が激しいのかがよく分かります。

アルカリ性の洗剤をアルミ缶に入れてから45分後、泡が出てきました。

1時間をすぎてから徐々に気体が発生。さらにアルミ缶が腐食し、側面から洗剤が漏れてきました。

フタをすると、実験開始から2時間後にものすごい音を立てながらアルミ缶の底が変形。さらに10分後、アルミ缶の内圧が高まり破裂しました。

アルカリ性の洗剤を別の容器に移し替える恐ろしさが分かりますね。

大掃除でアルカリ性の洗剤を使った時に「少し余ったから」といって、別の容器に移し替えるのは大変危険なので絶対にやめましょう。


[文・構成/GLUGLU編集部]

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