お弁当で食中毒にならないためには? 保健所が教える注意点に、驚きの声

ライフスタイル By - GLUGLU編集部 更新:

お弁当の写真
※写真はイメージ

夏は、運動会や夏休みのレジャーなどで、お弁当を作る機会が多くなるでしょう。

しかし、気温や湿度が高くなり、食材が傷みやすい季節でもあるので注意が必要です。

東京都台東区のYouTubeチャンネルでは、台東保健所の佐藤芳樹さんが、お弁当の食中毒予防について詳しく解説しています。

学校や職場の昼ご飯として、お弁当をよく作る人は、これを機に確認しておきましょう。

お弁当による食中毒を予防するには?

佐藤さんによると、お弁当によって食中毒になるのは、調理してから食べるまでに時間がかかっているためだといいます。

また、調理の際、手洗いが不十分なまま素手で食材に触れてしまうのも、原因なのだとか。

『調理前』『肉や魚を触った後』『盛り付ける前』などのタイミングでは、石けんを使って手を洗いましょう。

手を洗う写真

※写真はイメージ

食材選びにおいては、なるべく生野菜は避けてください。生の野菜は時間が経つと、水分が出て傷みやすくなるため、食中毒になりやすいとのこと。

調理をする時に、気を付けるポイントは?

お弁当のおかずの定番ともいえる、玉子焼き。人によっては、半熟のとろっとした玉子焼きが好きな人もいるでしょう。

ですが、お弁当に入れる時は半熟ではなく、しっかりと加熱することを優先してください。

卵にはサルモネラ属菌、生肉には病原性大腸菌などが潜んでいることがあるので、菌を死滅させるためにも、食材にはしっかりと火を通すことを心がけましょう。

お弁当には欠かせないおにぎりを作る時も、注意点があります。

手の小さな傷口やささくれに、菌が付いている可能性があるため、おにぎりを握る時は素手を避け、使い捨ての手袋やラップを使用してください。

おかずを盛り付ける時に、注意すべきことは?

野菜を盛り付ける時など、食材に直接手で触れる際は、おにぎり同様、使い捨ての手袋を使うのがおすすめ。

また、食材からの水漏れを防いだり、ほかの食材に菌が移るのを防ぐためにも、おかずを入れるカップを活用するのがいいですよ。

お弁当のカップの写真

※写真はイメージ

佐藤さんいわく、大半の食中毒菌が増殖する温度は、20~45℃なのだとか。そのため、お弁当に入れるおかずは、十分に冷ましてから詰めてください。

食中毒菌は、栄養・水分・温度の3つの条件がそろうと、爆発的に増加するとのこと。

菌の繁殖を抑えるためにも、水気のある食材は避けましょう。入れる場合は、キッチンペーパーなどを使って、水分を切ることを推奨していました。

後半では、お弁当を持ち運ぶ時の注意点も解説しているので、気になる人は見てみてください。

食中毒を引き起こす原因と、正しい対策方法を知ることも、予防の1つといえるでしょう。

お弁当を用意する時には、動画で紹介している注意点に気を付けながら作ってくださいね。

動画はこちら


[文・構成/GLUGLU編集部]

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