梅農家が教える、浸けてもOKな梅の基準 ぷよぷよしている梅は大丈夫?

料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:

梅農家の5代目、山本将志郎さん。

当初、山本さんは梅農家を継ぐ予定はなく、山本さんの兄が継いでいました。しかし、兄の話を聞いたり、昔ながらのしょっぱい梅干しの販売が少なくなっていたりすることを受けて、継ぐことに決めたのだとか。

山本さんは周りの手助けを受けながら、梅干し作りや販売を始めます。

そんな山本さんが梅干し作りのコツなどを紹介しているYouTubeチャンネル『梅ボーイズ』。

梅干しや梅酒作り、梅シロップ作りの時に知りたい情報を、梅農家の視点で発信しています。

梅の傷、どこまでなら使える?

梅干しや梅酒にする時、梅の傷がどのぐらいひどかったら避けるべきなのか迷うのではないでしょうか。

パターン別に1粒ずつ、山本さんと、妹の実夢さんが紹介しています。

表面が濡れていて、ぷよぷよしている梅は、すぐに浸けるなら使用しても大丈夫という判断。

しかし、翌日だったり、日が空いたりする場合は、カビが生えてきてしまうので注意が必要だといいます。

潰瘍という固い黒い傷が付いた梅も、使っても問題ないのだとか。しかし、梅干しにする場合は食感が残ってしまうため、黒い部分だけ切り取って使うといいそうです。

また、落ちた衝撃で変色してしまっている梅は、時間が経つと腐敗が進んでしまうため、動画に出てきたぐらい色が変わっているものは取り除くのがベスト。

斑点がある梅干し、穴が開いている梅干し、割れている梅干しの判断基準も紹介しています。

取り除いた梅干しをどのように使うかも説明しているので、捨てずに動画を要チェックです!

樽なし!フリーザーバッグで浸ける梅干し

こちらの動画では、樽を使わないでフリーザーバッグで手軽に梅干しを作る方法を紹介しています。

「梅干しにするなら完熟梅を使うのがおすすめです。本当の完熟梅にはヘタがありません」と教えてくれた、山本さん。

完熟の梅を使うと柔らかい梅干しができるそうです。

準備するものは梅1㎏に対して塩180g、梅酢、フリーザーバッグだけ。塩は天然塩を使うのがポイントといいます。

梅を洗った後、水分が付いているとカビの原因に…。

そのため、水分をしっかり取り除いてから、梅酢にくぐらせてフリーザーバッグに入れましょう。

樽で作る時は梅と塩を交互に入れるなどの手間がありますが、フリーザーバッグで作る場合は、梅を入れたらその上から塩をどさっと投入するだけでOKです。

山本さんは、フリーザーバッグの中でも旭化成ホームプロダクツの『ジップロック』をおすすめしていました。

詳しい手順などは動画を参考にしてくださいね。

梅干しができたらおいしく長持ちする保存方法もチェックしておきましょう!

梅干しの長期保存では、密閉できる容器が重要だといいます。梅の水分が抜けないでカピカピにならないのだとか。

ガラス瓶で保存する時、フタがアルミや金属製の場合、梅の酸で錆びてしまうこともあるそうです。

ほかにも、自分で作った梅の保存方法も紹介されています。

せっかく手間暇かけて作った梅干しなので、長持ちさせたいですよね。ぜひ保存方法にも気を付けて梅をおいしく味わってみてください。


[文・構成/GLUGLU編集部]

チャンネル情報

梅ボーイズ

梅ボーイズ

  • チャンネル登録者数:6万1000人
  • 再生回数: 1378万843回

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