「気を付けます」「勉強になる」　精肉店店長が教える『肉の再冷凍』に、驚きの声

調理に使うために肉を解凍したものの、使い切れなかった時、再び冷凍していませんか。

冷凍庫で保存をしておけば、品質を保てると思ってしまいますよね。

しかし、一度解凍した肉の再冷凍は、あまり推奨されていないのです！

京都府宇治市にある、精肉店『肉のモリタ屋』のYouTubeチャンネル『街の小さなお肉屋さん』では、肉の再冷凍がよくない理由を解説しているので、一緒に確認しておきましょう。

解凍した肉の再冷凍はNG？　肉のプロが解説

店長の宮崎さんによると、肉の再冷凍をおすすめしない理由は、雑菌が繁殖する可能性が高いためだといいます。

肉に限らず、食材の温度が５℃を超えると、雑菌が繁殖する量が増えるのだとか。

そのため、凍った肉を室温やお湯で解凍すると、溶かしている間に雑菌が増えやすい状態になります。

もちろん、すぐ食べるのであれば問題ありません。しかし、また冷凍してしまうと、再度雑菌が増えやすい状態をつくってしまうため、衛生的にもよくないそうです。

５℃以下で解凍すれば、再冷凍してもいい？

では、５℃以下で解凍すれば、再冷凍しても問題ないのでは…と思いますよね。

これに対し、宮崎さんは「一概に冷蔵解凍をすればいいとはいえない」と話します。

ほかの解凍方法と比べ、冷蔵解凍であれば、味の劣化を抑えられたり、５℃以下を保って菌の増える時間を少なくすることができたりと、いくつかメリットはあるそうです。

ただ、冷蔵庫で解凍しても、そのまま１日放置してしまうと劣化につながります。

また、料理をする際に調理場に置いておけば、自然と５℃以上になってしまうこともあるでしょう。

宮崎さんは、こうしたさまざまな面を考慮した上で「プロとしては、肉の再冷凍をおすすめしない」と語りました。

後半では、室温で解凍した肉と、５℃以下で解凍した肉をそれぞれ再冷凍し、違いを検証していますよ。

比較したところ、見た目にも意外な変化が見られたそうです。気になる人は、ぜひ動画をチェックしてみてくださいね。

フードロス削減のためにも、肉だけでなく、鮮度の高い食品は、なるべく早めに使い切るよう心掛けましょう！

---

[文・構成／GLUGLU編集部]