市販のアイスコーヒーで、おいしいカフェオレを作るには? UCCにコツを聞いてみた 料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:2023-10-04 Share Post LINE はてな ほっとひと息つきたい時や、お菓子を食べる際のおともにぴったりなコーヒー。 日常的に飲んでいる一方で、コーヒーについて実はよく知らないという人が多いのではないでしょうか。 コーヒーのことをもっと知りたいけど、誰に聞いたらいいのかよく分からないし、素人が手を出すにはハードルが高そうなイメージ…。 そんな人に見てほしいのが、UCC上島珈琲株式会社(以下、UCC)のYouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』。 同チャンネルは、UCCコーヒーアカデミーの講師などが登場し、誰かに紹介したくなるようなコーヒーに関する豆知識や、自宅でも使える簡単なテクニックを紹介しています。 例えば、冷めてしまうと味が落ちやすいコーヒーを、できるだけ長くおいしく味わうには、どんなカップに入れて飲むとよいのでしょうか。 YouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』では、紙コップやマグカップで実際に試し、プロの視点で検証を行っています。 検証によって導き出される、予想外な結果とは…。予想を立てて、クイズにチャレンジするような感覚でご覧くださいね。 紙コップ?それともマグカップ? UCCが『コーヒーを長くおいしく飲めるカップ』を検証してみると… 出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら 視聴者の「知りたい」という望みに寄り添い、確かな知識を発信するYouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』は、どんな経緯で誕生したのでしょうか…その裏側に迫ります! コーヒーの知識が学べる!ユーチューブチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』って? 同チャンネルの開設は2020年で、誕生したきっかけは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行でした。 コロナウイルスの流行で、オフラインでのセミナーが難しくなったUCCコーヒーアカデミーは、オンラインのセミナーを始めたといいます。 前任者から作業を引き継ぎ、新たにチャンネルを運用することになった担当者さん。前任者から聞いたという、こんなエピソードを明かしました。 YouTube担当者 コロナ禍をきっかけに始めたオンラインセミナーでしたが、もっと多くのコーヒー好きの皆様に「コーヒーの楽しさや面白さを知ってもらいたい」と考え、Youtubeアカウントの開設に至ったそうです。 YouTube担当者 UCCという、コーヒーに対してすごく真面目に取り組んでいる会社があるということを伝えたかったのも、YouTubeチャンネル開設のきっかけの1つだと思います。 時には、時間と労力をかけて検証を行う企画にもチャレンジしている同チャンネル。1か月間のコーヒー豆の保存方法によって、味にどんな違いが出るかを検証したこともありますよ。 1か月間、コーヒー豆を常温・冷蔵・冷凍保存してみたら…比較の結果がコチラ! 出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら こういったユーモアのある企画は、どうやって生まれているのでしょうか。担当者さんは「企画を作る上で軸としているのは、コーヒーに興味関心がある人に面白いと思ってもらうこと」だと語ります。 YouTube担当者 出発点は、ユーザーの疑問ですね。コーヒーに関心がある人の声をちゃんと聞いて、企画にしていくというのをベースにしています。 YouTube担当者 講師がただしゃべっているような動画ではなく、確かな技術や正しい知識を入れ込むことで、コーヒーに興味関心のある人が「見たい」と思えるようなものを作ることに関しては、こだわっています。 企画を作る際には、ユーザーから届いた実際のコメントを参考にすることもあるのだとか! 企画は2か月前から動かし始め、撮影から制作、アップロードまでは1~2か月程度かかるといいます。 YouTube担当者 人気の講師は、セミナーを含むいろいろな活動の中の1つとして、YouTube動画の撮影を行っているので、月に何度も撮影はできません。 基本的には1か月に1回、1日がかりの撮影で、同時に3~4つの企画を回しています。 動画にもたびたび登場する、UCCコーヒーアカデミーの村田果穂講師は、開設当時からYouTubeチャンネルに演者として参加している1人です。 UCCコーヒーアカデミーの村田講師 YouTube撮影の実態を聞いてみると…。 村田講師 結構、毎回ぶっつけ本番です。検証ものは、初めてやる上にチャンスは1回しかないので、不安になりつつも集中してやっています。 ゲストを呼んだ場合ももちろん一発撮りなので、うまく相手の話を引き出せるか、話せるか…と、いつも緊張しています。 なんと、動画のほとんどは一発撮り!村田講師は、最初の頃に撮影した動画について「昔は台本を読んでいた…という感じで、恥ずかしいくらいに棒読みだった」と照れ笑いを浮かべます。 村田講師 最近は、撮影が続いて脳が回っていない状況でも、口からオートで言葉が出てくるようになりました。今も自信はありませんが、少しずつ慣れてきたのかなと思いますね。 やらせは一切なし!動画撮影の裏側は… 一発撮りゆえの、リアルな演者たちの反応が見られるのも、同チャンネルの魅力の1つ。 担当者さんにとって、印象に残っている動画は、UCCのロングセラー商品である『UCC GOLD SPECIAL PREMIUM(ユーシーシー ゴールド スペシャル プレミアム)』を使った企画だといいます。 こちらは、新しく開発した4種類の味を、パッケージを見ないで、コーヒーのプロである村田講師がどの味か当てるというものです。 出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら YouTube担当者 企画を作る側の僕らは全然親切ではないので、事前にサンプル品を送ることはしていません(笑)。 撮影当日に、同商品の開発担当者にも出演してもらい、開発に至る想いを語ってもらった上で「村田講師なら当てられるでしょ!」って。 村田講師 そうそう、いつも試される(笑)。初めて飲む商品の説明文を読んで、味だけで当てるという。 検証動画を含め、基本的に、事前の仕込みはまったく行わないという担当者さん。そこには、こんな考えがあるといいます。 YouTube担当者 企業として、正しい技術や知識は伝えたいけれど、事前に仕込んだ状態でやると、YouTubeのコンテンツとしての魅力は落ちてしまうので。 一発撮りでも、ある程度正しさを伝えられるのは、ちゃんとした技術や知識があるからこそだと思っています。 意外なことに、実際に撮影をした結果、お蔵入りになった動画は1つもないといいます。 開発担当者が見守る中、村田講師は無事に味を当てられたのでしょうか…結果は、動画をご覧ください! また、一発撮りである動画の撮影時に気を付けていることは、言葉の伝え方だといいます。 YouTube担当者 UCCという看板を背負っているので、ちょっとした言葉のニュアンスには気を付けています。平易な言葉に落としすぎると「厳密にいうと、こうですよね」といったご指摘もあるので、塩梅は気にしていますね。 村田講師 台本をそのまま読んでいると、しゃべりながら「あれ、これはニュアンスが違う」と思うことがあるので、いい直させてもらうシーンは多々あります。 村田講師 コーヒーの専門用語にしても、そのまま使えば楽なんですけど、視聴者には伝わらないと思うんですよね。 専門用語を初めて聞く人や、あまり詳しくない人が理解できるような言葉にしようと意識しています。 YouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』の動画が、初心者にも親しみやすいのは、演者側の細やかな気配りがあるからかもしれません。 次のページ市販品のアイスコーヒーで、おいしいカフェオレを作るには? 1 2 チャンネル情報 UCCコーヒーアカデミー チャンネル登録者数:2万9500人 再生回数: 373万3773回 関連ワード UCCコーヒーアカデミーまとめ記事インタビューコーヒー この記事をシェアする Share Post LINE
ほっとひと息つきたい時や、お菓子を食べる際のおともにぴったりなコーヒー。
日常的に飲んでいる一方で、コーヒーについて実はよく知らないという人が多いのではないでしょうか。
コーヒーのことをもっと知りたいけど、誰に聞いたらいいのかよく分からないし、素人が手を出すにはハードルが高そうなイメージ…。
そんな人に見てほしいのが、UCC上島珈琲株式会社(以下、UCC)のYouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』。
同チャンネルは、UCCコーヒーアカデミーの講師などが登場し、誰かに紹介したくなるようなコーヒーに関する豆知識や、自宅でも使える簡単なテクニックを紹介しています。
例えば、冷めてしまうと味が落ちやすいコーヒーを、できるだけ長くおいしく味わうには、どんなカップに入れて飲むとよいのでしょうか。
YouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』では、紙コップやマグカップで実際に試し、プロの視点で検証を行っています。
検証によって導き出される、予想外な結果とは…。予想を立てて、クイズにチャレンジするような感覚でご覧くださいね。
紙コップ?それともマグカップ? UCCが『コーヒーを長くおいしく飲めるカップ』を検証してみると…
出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら
視聴者の「知りたい」という望みに寄り添い、確かな知識を発信するYouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』は、どんな経緯で誕生したのでしょうか…その裏側に迫ります!
コーヒーの知識が学べる!ユーチューブチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』って?
同チャンネルの開設は2020年で、誕生したきっかけは、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行でした。
コロナウイルスの流行で、オフラインでのセミナーが難しくなったUCCコーヒーアカデミーは、オンラインのセミナーを始めたといいます。
前任者から作業を引き継ぎ、新たにチャンネルを運用することになった担当者さん。前任者から聞いたという、こんなエピソードを明かしました。
コロナ禍をきっかけに始めたオンラインセミナーでしたが、もっと多くのコーヒー好きの皆様に「コーヒーの楽しさや面白さを知ってもらいたい」と考え、Youtubeアカウントの開設に至ったそうです。
UCCという、コーヒーに対してすごく真面目に取り組んでいる会社があるということを伝えたかったのも、YouTubeチャンネル開設のきっかけの1つだと思います。
時には、時間と労力をかけて検証を行う企画にもチャレンジしている同チャンネル。1か月間のコーヒー豆の保存方法によって、味にどんな違いが出るかを検証したこともありますよ。
1か月間、コーヒー豆を常温・冷蔵・冷凍保存してみたら…比較の結果がコチラ!
出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら
こういったユーモアのある企画は、どうやって生まれているのでしょうか。担当者さんは「企画を作る上で軸としているのは、コーヒーに興味関心がある人に面白いと思ってもらうこと」だと語ります。
出発点は、ユーザーの疑問ですね。
コーヒーに関心がある人の声をちゃんと聞いて、企画にしていくというのをベースにしています。
講師がただしゃべっているような動画ではなく、確かな技術や正しい知識を入れ込むことで、コーヒーに興味関心のある人が「見たい」と思えるようなものを作ることに関しては、こだわっています。
企画を作る際には、ユーザーから届いた実際のコメントを参考にすることもあるのだとか!
企画は2か月前から動かし始め、撮影から制作、アップロードまでは1~2か月程度かかるといいます。
人気の講師は、セミナーを含むいろいろな活動の中の1つとして、YouTube動画の撮影を行っているので、月に何度も撮影はできません。
基本的には1か月に1回、1日がかりの撮影で、同時に3~4つの企画を回しています。
動画にもたびたび登場する、UCCコーヒーアカデミーの村田果穂講師は、開設当時からYouTubeチャンネルに演者として参加している1人です。
UCCコーヒーアカデミーの村田講師
YouTube撮影の実態を聞いてみると…。
結構、毎回ぶっつけ本番です。検証ものは、初めてやる上にチャンスは1回しかないので、不安になりつつも集中してやっています。
ゲストを呼んだ場合ももちろん一発撮りなので、うまく相手の話を引き出せるか、話せるか…と、いつも緊張しています。
なんと、動画のほとんどは一発撮り!村田講師は、最初の頃に撮影した動画について「昔は台本を読んでいた…という感じで、恥ずかしいくらいに棒読みだった」と照れ笑いを浮かべます。
最近は、撮影が続いて脳が回っていない状況でも、口からオートで言葉が出てくるようになりました。
今も自信はありませんが、少しずつ慣れてきたのかなと思いますね。
やらせは一切なし!動画撮影の裏側は…
一発撮りゆえの、リアルな演者たちの反応が見られるのも、同チャンネルの魅力の1つ。
担当者さんにとって、印象に残っている動画は、UCCのロングセラー商品である『UCC GOLD SPECIAL PREMIUM(ユーシーシー ゴールド スペシャル プレミアム)』を使った企画だといいます。
こちらは、新しく開発した4種類の味を、パッケージを見ないで、コーヒーのプロである村田講師がどの味か当てるというものです。
出典:UCCコーヒーアカデミー 動画はこちら
企画を作る側の僕らは全然親切ではないので、事前にサンプル品を送ることはしていません(笑)。
撮影当日に、同商品の開発担当者にも出演してもらい、開発に至る想いを語ってもらった上で「村田講師なら当てられるでしょ!」って。
そうそう、いつも試される(笑)。初めて飲む商品の説明文を読んで、味だけで当てるという。
検証動画を含め、基本的に、事前の仕込みはまったく行わないという担当者さん。そこには、こんな考えがあるといいます。
企業として、正しい技術や知識は伝えたいけれど、事前に仕込んだ状態でやると、YouTubeのコンテンツとしての魅力は落ちてしまうので。
一発撮りでも、ある程度正しさを伝えられるのは、ちゃんとした技術や知識があるからこそだと思っています。
意外なことに、実際に撮影をした結果、お蔵入りになった動画は1つもないといいます。
開発担当者が見守る中、村田講師は無事に味を当てられたのでしょうか…結果は、動画をご覧ください!
また、一発撮りである動画の撮影時に気を付けていることは、言葉の伝え方だといいます。
UCCという看板を背負っているので、ちょっとした言葉のニュアンスには気を付けています。
平易な言葉に落としすぎると「厳密にいうと、こうですよね」といったご指摘もあるので、塩梅は気にしていますね。
台本をそのまま読んでいると、しゃべりながら「あれ、これはニュアンスが違う」と思うことがあるので、いい直させてもらうシーンは多々あります。
コーヒーの専門用語にしても、そのまま使えば楽なんですけど、視聴者には伝わらないと思うんですよね。
専門用語を初めて聞く人や、あまり詳しくない人が理解できるような言葉にしようと意識しています。
YouTubeチャンネル『UCCコーヒーアカデミー』の動画が、初心者にも親しみやすいのは、演者側の細やかな気配りがあるからかもしれません。