いつもの袋麺焼きそばがおいしくなる 隠し味に入れたのは… 料理・グルメ By - GLUGLU編集部 更新:2023-09-21 Share Post LINE はてな 分子調理学研究家の、こじまぽん助さんのYouTubeチャンネル『こじまぽん助【分子調理学研究家】』。 『分子調理学』という言葉を聞いたことはありますか。「なんだか難しそう」と思った人もいるかもしれません。 こじまぽん助さんに、分子調理学とは何かを聞いてみました。 こじまぽん助さん 簡単にいうと、料理を『家庭科』ではなく『理科』の視点で考えたり、実際に調理へと落とし込んだりすることを指します。 大別すると、科学の視点を用いて下記の2つの方向性があります。 ①新たな調理法、新たな味へアプローチする。 ②現行の調理法の分析、最適化。 こじまぽん助さん いわゆる『分子調理』として、液体窒素を使ったり、アルギン酸ナトリウムを使って擬似イクラを作ったりするといった、テレビなどでよく目にする「いかにも科学っぽい!」という例が①に当たります。対して、僕が発信活動の中で取り上げているのは②です。 家庭調理の味がよくなるためには、「現代の食材や調味料を最大限に生かせるような調理法を、根付かせればいいのでは」と考えた、こじまぽん助さん。 YouTubeは、『日本の家庭料理を、もっとおいしく。』をコンセプトに動画を作っているといいます。 分子調理の視点で、いつものご飯がレベルアップ! いつも食べているご飯をもっとおいしく炊いてみませんか。 余計な手間はなく、実用性を重視したおいしいご飯の炊き方をご覧ください。 出典:こじまぽん助【分子調理学研究家】 動画はこちら こじまぽん助さんは「米を洗いすぎないのがポイント」だと話します。 米を洗うために使うのは、プラスチック製の穴の開いたざる。なぜ洗うのかを考えると、表面に付いた余計な成分を洗い落とすためです。 お釜に入れながら洗うのではなく、ざるに入れて洗い流しながら米を研ぐのがいいのだとか。洗う時間は20~30秒でOKだといいます。 なぜ洗いすぎないようにしているかの理由は、動画を見てくださいね! 炊飯器の種類についても解説しています。次回、炊飯器を買う時に参考になる内容でしょう。 昔ながらのマイコン式炊飯器は、価格帯が安いですが、こじまぽん助さんは「味が物足りない」と指摘。 圧力IH式は、価格は一番高いですが、温度ムラがなく炊けます。米の表面に傷が入りやすいため、もっちりする仕上がりになるそうです。 IH式は、圧力がかからないため、コシのある仕上がりになります。 そのため硬めのご飯が好きな人はIH、もちっとした仕上がりが好きな人は圧力IHがおすすめだと話していました。 いつもの袋麺焼きそばがおいしくなる方法 フライパンでササッと作れる袋麺の焼きそば。 分子調理の調理法で、もっとおいしくしてみませんか。 出典:こじまぽん助【分子調理学研究家】 動画はこちら 動画では、2人分の焼きそばを作ります。 粉末ソースは2袋使うのではなく、1袋と半分をボウルに出しておきましょう。そこに隠し味の料理酒を入れて液体ソースにします。 甘いのが好きな人は、料理酒の代わりにみりんを入れるといいそうですよ。 粉末よりも、ソースにすることで麺に絡むのに時間がかからないのだとか。 油を入れたら野菜を投入し、6割火が入ったら取り出します。 豚バラ肉は片面だけ色を付けましょう。こじまぽん助さんは、焼いたら色が付いていい香りがする『メイラード反応』が、「料理に入るかどうかで味が変わる」と語ります。 肉と野菜を取り出したら、残しておいた半分の粉末ソースを一緒に絡めておきます。 麺は、袋を開けてレンジで1分間温めて、麺がほぐれやすいように下準備。 肉から出た油は焼き色が付きやすいので、麺の平らな面を下にしながらフライパンに残った油を絡めましょう。 作っておいたソースを絡めたら具材を入れて混ぜます。最後に、おいしくするワンポイントの隠し味が紹介されています。 最後に入れた隠し味は、動画でチェックしてくださいね。 こじまぽん助さんは、動画企画の難しさをこのように語ります。 こじまぽん助さん レシピの落とし込みにはめちゃくちゃ時間をかけています。 1レシピに対して3~12か月の試用期間を設けてから発信しているので、その点が大変です。 1レシピに多くの時間をかけて考えられているからこそ、誰が作ってもおいしくできるのでしょう。 公開している動画には、当初からこだわりがあるそうです。 こじまぽん助さん 動画企画という観点では、難しいことはしていません。 しいていうなら、自分が飽きた頃、ようやく世間に定着し始めるということを考えて、『飽きずに続ける』ことです。 こじまぽん助さん ストレートな回答ではないかもしれませんが、僕は発信開始当初から一切企画を変えずに、いわば毎回、同じことをひたすら繰り返すスタイルで発信しています。 …というのも、僕が作っているのは『単発の動画コンテンツ』ではなくレシピ集。つまり辞書を少しずつ作っている感覚なんです。だから、肉の火入れは毎回同じ説明、煮込み料理を煮ないで蒸すのも毎回同じ。とにかくなるべく変化させず、同じことを繰り返しています。 動画単体で見るのもいいですが、続けて見るからこそ身に付いて、普段の料理もおいしく作れるかもしれません。 次のページ焼き肉のたれが活躍する鶏ももなす 1 2 チャンネル情報 こじまぽん助【分子調理学研究家】 チャンネル登録者数:14万7000人 再生回数: 1540万8352回 関連ワード Pickupクリエイターナス この記事をシェアする Share Post LINE
分子調理学研究家の、こじまぽん助さんのYouTubeチャンネル『こじまぽん助【分子調理学研究家】』。
『分子調理学』という言葉を聞いたことはありますか。「なんだか難しそう」と思った人もいるかもしれません。
こじまぽん助さんに、分子調理学とは何かを聞いてみました。
簡単にいうと、料理を『家庭科』ではなく『理科』の視点で考えたり、実際に調理へと落とし込んだりすることを指します。
大別すると、科学の視点を用いて下記の2つの方向性があります。
①新たな調理法、新たな味へアプローチする。
②現行の調理法の分析、最適化。
いわゆる『分子調理』として、液体窒素を使ったり、アルギン酸ナトリウムを使って擬似イクラを作ったりするといった、テレビなどでよく目にする「いかにも科学っぽい!」という例が①に当たります。
対して、僕が発信活動の中で取り上げているのは②です。
家庭調理の味がよくなるためには、「現代の食材や調味料を最大限に生かせるような調理法を、根付かせればいいのでは」と考えた、こじまぽん助さん。
YouTubeは、『日本の家庭料理を、もっとおいしく。』をコンセプトに動画を作っているといいます。
分子調理の視点で、いつものご飯がレベルアップ!
いつも食べているご飯をもっとおいしく炊いてみませんか。
余計な手間はなく、実用性を重視したおいしいご飯の炊き方をご覧ください。
出典:こじまぽん助【分子調理学研究家】 動画はこちら
こじまぽん助さんは「米を洗いすぎないのがポイント」だと話します。
米を洗うために使うのは、プラスチック製の穴の開いたざる。なぜ洗うのかを考えると、表面に付いた余計な成分を洗い落とすためです。
お釜に入れながら洗うのではなく、ざるに入れて洗い流しながら米を研ぐのがいいのだとか。洗う時間は20~30秒でOKだといいます。
なぜ洗いすぎないようにしているかの理由は、動画を見てくださいね!
炊飯器の種類についても解説しています。次回、炊飯器を買う時に参考になる内容でしょう。
昔ながらのマイコン式炊飯器は、価格帯が安いですが、こじまぽん助さんは「味が物足りない」と指摘。
圧力IH式は、価格は一番高いですが、温度ムラがなく炊けます。米の表面に傷が入りやすいため、もっちりする仕上がりになるそうです。
IH式は、圧力がかからないため、コシのある仕上がりになります。
そのため硬めのご飯が好きな人はIH、もちっとした仕上がりが好きな人は圧力IHがおすすめだと話していました。
いつもの袋麺焼きそばがおいしくなる方法
フライパンでササッと作れる袋麺の焼きそば。
分子調理の調理法で、もっとおいしくしてみませんか。
出典:こじまぽん助【分子調理学研究家】 動画はこちら
動画では、2人分の焼きそばを作ります。
粉末ソースは2袋使うのではなく、1袋と半分をボウルに出しておきましょう。そこに隠し味の料理酒を入れて液体ソースにします。
甘いのが好きな人は、料理酒の代わりにみりんを入れるといいそうですよ。
粉末よりも、ソースにすることで麺に絡むのに時間がかからないのだとか。
油を入れたら野菜を投入し、6割火が入ったら取り出します。
豚バラ肉は片面だけ色を付けましょう。こじまぽん助さんは、焼いたら色が付いていい香りがする『メイラード反応』が、「料理に入るかどうかで味が変わる」と語ります。
肉と野菜を取り出したら、残しておいた半分の粉末ソースを一緒に絡めておきます。
麺は、袋を開けてレンジで1分間温めて、麺がほぐれやすいように下準備。
肉から出た油は焼き色が付きやすいので、麺の平らな面を下にしながらフライパンに残った油を絡めましょう。
作っておいたソースを絡めたら具材を入れて混ぜます。最後に、おいしくするワンポイントの隠し味が紹介されています。
最後に入れた隠し味は、動画でチェックしてくださいね。
こじまぽん助さんは、動画企画の難しさをこのように語ります。
レシピの落とし込みにはめちゃくちゃ時間をかけています。
1レシピに対して3~12か月の試用期間を設けてから発信しているので、その点が大変です。
1レシピに多くの時間をかけて考えられているからこそ、誰が作ってもおいしくできるのでしょう。
公開している動画には、当初からこだわりがあるそうです。
動画企画という観点では、難しいことはしていません。
しいていうなら、自分が飽きた頃、ようやく世間に定着し始めるということを考えて、『飽きずに続ける』ことです。
ストレートな回答ではないかもしれませんが、僕は発信開始当初から一切企画を変えずに、いわば毎回、同じことをひたすら繰り返すスタイルで発信しています。
…というのも、僕が作っているのは『単発の動画コンテンツ』ではなくレシピ集。つまり辞書を少しずつ作っている感覚なんです。だから、肉の火入れは毎回同じ説明、煮込み料理を煮ないで蒸すのも毎回同じ。とにかくなるべく変化させず、同じことを繰り返しています。
動画単体で見るのもいいですが、続けて見るからこそ身に付いて、普段の料理もおいしく作れるかもしれません。